SBINFT株式会社は19日のプレスリリースで、株式会社レコチョクとの提携を発表しました。
レコチョクは国内の音楽配信サービスであり、最近はブロックチェーン事業も手がけています。
今回の提携の目的は、SBINFTにおける新たなNFT販売や、メタバース開発などです。
SBINFTのプレスリリースについて、詳細を解説します。
要点
SBINFT株式会社とは?
SBINFT株式会社とは、国内金融大手であるSBIグループのNFT部門です。
NFTマーケットプレイス「SBINFT Market」を運営しています。
SBIグループでは仮想通貨取引所「SBI VCトレード」を運営しているため、NFTでも信頼性をうかがえるでしょう。
MarketではNFTの作成や販売、購入ができます。
イーサリアムやポリゴン(MATIC)を使っているのが特徴です。
とくにイーサリアムは人気通貨であるため、SBI VCトレードで調達したぶんをNFTマーケットプレイスに持ち込めます。
このようにSBINFT Marketは、金融大手グループが手がけるNFT市場として、今後も注目です。
レコチョクもNFTに進出していた
レコチョクでも2021年からブロックチェーン業界に加わっています。
現在ではワンストップECソリューション「murket」を展開中です。
音楽配信のイメージが強いレコチョクですが、ネット取引の機会をユーザーに与えている点も見逃せません。
murketではユーザーがストアを開設し、商材取引を進められます。
デジタルシングルやビデオクリップ、画像コンテンツなどに加え、NFTにも対応しているのです。
このようにデジタル系ビジネスの広範囲において、実績を作っています。
murketを手がけるレコチョクにとっては、SBIグループとの提携が追い風になりそうです。
今回の提携の目的は?
SBINFTとレコチョクの提携目的は、NFT流通の活性化がメインです。
murketで取引を受けたNFTを、SBINFT Marketでも対応できるようにするのでしょう。
SBINFTとレコチョクは今回の提携により、複数のプラットフォームで同じNFTの取引を可能にする体制を目指します。
実現すれば、お互いの事業者にとってプラスです。
プラットフォームの垣根を越えて、ユーザーがコミュニケーションを取れる点が大きいでしょう。
事業活性化を目指すうえで、NFT取引を手がける企業同士が手を組んだ形です。
今回の提携について、以下の口コミが寄せられています。
SBIに続いてレコチョクもメタバース進出か
SBINFTとレコチョクの提携では、メタバース開発も視野に入っています。
レコチョクがSBINFTのメタバースで、サービス展開を目指す模様です。
たとえばメタバースでアーティストによるライブを展開できるかもしれません。
SBINFTは、メタバース上に仮想土地を持っており、そこでイベントを開催しています。
音楽や歌詞を載せたNFTを、SBINFT Marketで提供する可能性もあるのです。
以上からSBINFT Marketでは、将来的に音楽関連のイベントを見逃せなくなるでしょう。
まとめ
SBINFTとレコチョクの提携が話題です。
レコチョクもNFTに進出しており、音楽事業活性化のために今回の提携に踏み出したのでしょう。
エンターテイメント系NFTビジネスの活性化を目指すうえで、今回の提携はプラスに働きそうです。
たとえばSBINFTが保有するメタバースで、レコチョク主催のイベントが開かれるかもしれません。
このようにNFTやメタバースを使って、音楽業界を盛り上げるのが狙いでしょう。
金融と音楽配信の大手同士が手を組めば、どのような効果を発揮するのでしょうか。
今後の動向に注目です。