要点
・アナリストはトレーダーがアルトコインとデファイから得た利益をビットコインに戻していると示唆しています。
ビットコイン高騰
ビットコインが7月27日(月曜)に11,000ドルを超えて急上昇し、2020年の1日の終値が最高値となりました。
7月第4週目の1週間、ビットコインが10,000ドルを超え、すべての抵抗を24時間以内に突破し、ビットコインが過去12カ月でブレークできなかった主要抵抗レベルである10,500ドルをようやく突破しました。
11,000ドルが引き続き維持された場合、次の目標ラインは2018年3月以降この価格を突破していない、11,723ドルであり、それを上回る強気の動きを見せた場合のシナリオとして、代段階目標として13,100ドルを専門家は目指しているようです。
アルトコインからの離脱!?
ここ最近は仮想通貨からアルトコインへと資産を移す傾向が強くみられていたものの、今回のビットコインの値上りによって、アナリストはアルトコインからのトレーダーの利益がビットコインの購入に使用されていると見ています。
トップ10位までの主要アルトコイン、特にビットコインと比較されることが多いものは、マイナーゲインを結集しており、トレーダーがUSDTのようなフィアットまたはフィアットペグのステーブルコインに変換しなかった場合、ビットコインとメジャーにのみ賭けていることを示唆しています。
Messari Cryptoの暗号およびデータ研究者であるエリック・ターナー(Eric Turner)氏はメディアのインタビューに、トレーダーはDeFi(分散型金融)からの利益を主にビットコインとイーサリアムに投入していると語っており、このような動きは仮想通貨市場全体を駆り立てます。
アメリカの通貨監督庁により、銀行が仮想通貨保管を許可されたというニュースもまた、高騰の追い風になった可能性があります。
仮想通貨の保管は現在Coinbaseなどの企業が支配しているため、この変更は既存金融機難および仮想通貨市場に大きな意味を持つとみられます。
著名人らの強気な予想も続々と登場
<画像引用 Coin360仮想通貨ヒートマップ(1Week)>
仮想通貨アナリストのBTC_JackSparrow氏はツイッターで
$BTC giving the cleanest breakout-retest setup I have seen in a very long time whilst each corrective wave since 4K has been vertical re-accumulation
This has all characteristics for a strongly extended fifth - aside from BTC generally loving extended fifths
When #SchiffBTC? pic.twitter.com/3z4988bkbg
— //Ethereum ack (@BTC_JackSparrow) July 28, 2020
年末までに17,000ドルに到するだろうとみており、テクニカル分析のエリオット波動理論に基づき、現在は2019年から続くABC波の中で上昇の流れにあり、この上昇地点が16,900ドル付近にある事が理由と解説しています。
エリオット波動はテクニカル理論の一つで、市場平均の推移を表そうとするため、個別銘柄には必ずしも当てはまらす、計量経済学的、数理統計学的根拠は特にない経験則に基づいているものです。
また、ABC波とは、強気相場において、調整波動を表すものとして利用されているものです。
投資家であり、ギャラクシーデジタルの創設者兼CEOのマイク・ノボグラッツ(Mike Novogratz)氏が7月28日(火曜)、ビットコインは今後3か月で14,000ドルになり、年末までに容易に20,000ドルに達する可能性があるとの予想を発表しました。
ノボクラッツ氏は、政府の「流動性ポンプ」がオンのままである限り、金も上昇し続けるだろうと予測しています。
同氏は予想の理由を、FRB(連邦制度準備理事会)が金利を引き上げるようには見えないため、流動性の話は消えないとみられ、我々は大きな刺激を受けるだろうとコメントしています。