30日、住友商事グループの債権債務決済に、XRPを利用する実験を始めることが判明しました。
日本の大手企業がXRPを使った実験をすること自体、大きなニュースであると考えられますが、もしこの実験が成功して大手企業が日常的にXRPを使うようになれば大きくXRPの評価が大きく変わることでしょう。
他にもこの実験には、住友商事グローバルメタルズやSBIグループ、FXCoinなどの有名企業も参加するようです。
住友商事グループがXRPで実験
FXCoinの発表により、住友商事グループがXRPを使った実験を開始することが分かりました。
この実験では、住友商事がグループ間の債権債務決済をXRPでおこなうことを目的としているようです。
特に、先日付取引(約定日の一定期間後に実際の資金の受け渡しを行うこと)の価格変動リスクが課題となっており、この点をクリアできれば送金コストの低いXRPの優位性は大きく向上し、一気に導入の可能性が広がることでしょう。
なお、実験には住友商事グローバルメタルズやSBIグループ、FXCoinが参加する予定であり、そうそうたるメンバーに期待が高まる声が挙がっています。
実験成功がXRP普及の引き金になるか
XRPは素晴らしいシステムであることはリップル保有者の間では常識ですが、いくら素晴らしいシステムだとしても、実績が無ければなかなか企業は導入しません。
ましてや、送金に関連する分野であることから、システム障害などによって発生するリスクなどを考慮すると、尚更導入するのはハードルが高いでしょう。
その為、大手企業がXRPの利用を成功させることが、何よりも重要な鍵となります。
今はまだ検討段階の銀行が多いでしょうから、もしこの実験が成功すれば、続々と銀行が参入してくるのではないかと考えられています。
XRPのイメージも変化か
XRPと聞くと、一般的には銀行が利用するものであると認知されていますが、今回のニュースによって商社からの需要もあることが判明しました。
この事実は、XRPの送金に対する可能性を大きく高めることになるでしょう。
特に、XRPについて深く知らない投資家にとっては、XRPの仕組みや今後の需要について興味を持つきっかけになるかもしれませんので、価格への反映も期待できます。