ファッション業界で仮想通貨決済の導入が相次いでいます。
Coinpostによると、19日にタグ・ホイヤーがビットコインなどの決済を始めました。
加えてバレンシアガでも6月から仮想通貨決済を始めます。
それぞれの動向をまとめました。
要点
タグ・ホイヤーが19日に仮想通貨決済導入
タグ・ホイヤーは19日に仮想通貨決済導入を始めています。
対応するのは23日時点で、同社がアメリカで設けた公式オンラインストアのみです。
訳:BitPayとの提携により、我々は光栄にも米国公式サイトでの仮想通貨決済を導入します。決済はビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、ほか10種類の仮想通貨でできます。こちらまで→tag.hr/CryptoPayment
タグ・ホイヤーはスイスの高級腕時計メーカーで、1860年に設立されました。
スポーツイベントへの積極的な参画で話題になっています。
プロテニス業界でも、日本の錦織圭選手や大坂なおみ選手がアンバサダーに就きました。
以上の背景もあり、日本でもその名が知れわたっています。
タグ・ホイヤーが決済に使える仮想通貨は、ビットコインやイーサリアム、ドージコイン、シバイヌコインなど多数です。
デジタル資産を扱う顧客増加を受け、同社は導入を決めたといいます。
時代の流れに合わせる形で、新しい決済手段を取り入れたのでしょう。
タグ・ホイヤーは仮想通貨決済導入により、100種類以上のウォレットや取引所に対応しています。
なかにはBinanceやコインベースのような世界的な取引所も含まれる状況です。
加えてMetamaskのような、メジャーなデジタルウォレットも使えます。
デジタル資産が社会に浸透するなかで、腕時計業界でも仮想通貨決済導入の事例が出ました。
タグ・ホイヤーの仮想通貨受け入れについて、以下の口コミが寄せられています。
バレンシアガは6月から仮想通貨決済開始へ
バレンシアガでは6月から、一部店舗で仮想通貨決済を導入します。
ビットコインとイーサリアムの2種類のみの対応で、対象店舗はカリフォルニアのビバリーヒルズと、ニューヨークのマリゾンアベニューにある計2店舗です。
バレンシアガはフランスを拠点とする高級ファッションブランドです。
日本では同ブランドの輸入販売を手がけるグッチとリスアテの各グループの共同出資があり、2006年に法人が設立されました。
そのため日本国内でも定着しています。
バレンシアガはもともと、高級オーダー服に特化していました。
しかし最近はストリートデザインにも挑んでおり、従来のモードタイプとの融合で生まれた独特なセンスが見どころです。
衣類だけでなく帽子やスニーカーといったアイテムもおしゃれで、注目する方もいるでしょう。
バレンシアガはタグ・ホイヤーと違い、まだ仮想通貨決済対応の規模が小さいといえます。
しかしメタバース事業を進めていることから、今後の動向に期待です。
バレンシアガがメタバース事業部を公表したのは、2021年12月になります。
このような動向は、自然な流れでしょう。
これまでもグッチやナイキ、アディダスのように、ファッションブランドによるNFTやメタバースへの進出がありました。
バレンシアガはグッチとの関係が深いため、仮想空間に踏み出すのもうなずけます。
仮想通貨決済だけでなく、高級ファッションと仮想空間の融合に注目してください。
バレンシアガの動向にも、以下の口コミが寄せられました。
まとめ
ファッション業界にも仮想通貨の波が押し寄せています。
最近でもタグ・ホイヤーとバレンシアガが仮想通貨決済導入を決めました。
またバレンシアガはメタバース進出も視野に入れており、新たな展開に期待です。
このようにファッション業界でも、ビットコインやイーサリアムなどを使う方が現れるでしょう。
近年はさまざまな業界で、大手企業による仮想通貨決済が認められているからです。
今回のニュースも、世界の仮想通貨情勢から見れば、自然な流れでしょう。