Twitterのイーロン・マスク氏が、CEO退任を発表しました。
後任発表から6週間以内に交代が行われるようです。
退任後のマスク氏はTwitter社で、会長とCTO(最高技術責任者)を務めます。
マスク氏はTwitter社で仮想通貨事業を取り入れる計画も明かしているため、事業計画の変化も気になるところです。
退任の発表について、詳細を見ていきましょう。
要点
退任の経緯とは
12日にイーロン・マスク氏は、同社CEOの退任を以下のように明かしました。
大事なお知らせとして、X/Twitter社の新CEOが決まりました。彼女は6週間以内に業務を始めます。
私の役職は会長職とCTOに移り、製品、ソフトウェア、システムオペレーターを監督します。
ここでのXとは、4月にTwitter社と合併した「Xコーポレーション」です。
CoinpostはTwitter社の運営企業が4月に合併したことを、裁判書類を挙げながら報じました。
マスク氏がTwitter社のCEOを務めることに対し、批判の声もありました。
2022年12月にマスク氏がCEOを続けるべきかについて、Twitterでアンケートにしたところ、57.5%が辞任すべきと答えたからです。
マスク氏はCEO就任後、大規模なリストラや独特な運営方法により、批判を受けています。
テスラ社やスペースX社のCEOを務めながら、Twitter社でも同じ役職に就いたことにも、テスラ社の株主が非難することがありました。
マスク氏は世間からの不支持もあり、Twitter社のCEOを退任します。
しかし別の要職に就いて、同社にはとどまり続ける見通しです。
Twitterではマスク氏について、以下の口コミがあります。
マスク氏の後任はNBCユニバーサル広告部門トップか
マスク氏はCEO交代を明かしましたが、その時点で新CEOの氏名は明かしませんでした。
彼の公式Twitterでは新CEOについて「She」という表現があり、女性とうかがえます。
具体的な名前が発表時点で明かされないままなので、曖昧な情報に不信感を示す人もいるでしょう。
しかしWall Street Journalは12日、新CEOがリンダ・ヤッカリーノ氏になる可能性を報じました。
同氏はNBCユニバーサルのグローバル広告およびパートナーシップ部門で会長を務めています。
記事執筆時点ではまだ確定情報がありませんが、マスク氏が新CEOに指名したのは、ヤッカリーノ氏なのでしょうか。
CEO交代はTwitter社の仮想通貨事業に影響するか
Twitter社ではCEOが交代しましたが、兼ねてからマスク氏が計画している仮想通貨事業への影響はなさそうです。
新CEOはマスク氏が指名しており、自身が信頼できると思った人物との交代を希望したと思われます。
マスク氏自身も会長とCTOとしてTwitter社にとどまるため、今後も仮想通貨事業を取り入れる動きがありそうです。
以上から仮想通貨とSNSの融合を模索し続けるでしょう。
たとえばTwitter社は4月に、ソーシャル投資プラットフォーム「eToro」と提携しています。
さらにTwitter買収では、世界的な仮想通貨取引所のBinanceが支援に加わりました。
以上から仮想通貨を使った新サービスが、いつ始まってもおかしくありません。
マスク氏が買収前から仮想通貨への関心をアピールしているため、将来的にTwitterが仮想通貨関連サービスを打ち出す可能性があります。
まとめ
イーロン・マスク氏がTwitter社のCEOを退任しました。
今後は会長兼CTOとして、製品や技術部門の監督を務めます。
そのため今回の動向で、Twitter社の運営は大きく変わらないでしょう。
仮想通貨事業に関するアイデアも、積極的に打ち出すかもしれません。
マスク氏がTwitter社の一員として、今後どう動くかが注目されます。