目次
1000ビットコイン以上を保有する『クジラ』がビットコインの高騰の原因?
要点
・ビットコインの高騰は「機関投資家が主導している」と言われている
・それを裏付けるデータが出ていた
「ビットコインの高騰は機関投資家が主導している」
この言葉が今年伝えられてきましたが、それを裏付けるデータが出たようです。
ブロックチェーン分析企業チェイナリシスのエコノミストである
フィリップ・グラッドウェル氏によると、1000ビットコイン以上を保有するウォレットは
2020年、302(約17%)増加し、過去最多を記録したと明かしました。
チェイナリシスは
「大口投資家が大幅に増加しており、機関投資家が市場に参入している証拠だ」
と言及していました。
フィリップ・グラッドウェル氏は
2020年、5ビットコイン以上を保有しているウォレットは
合計240万ビットコイン以上を積み増していると語っています。
そのうちの58%は『クジラ』と呼ばれている大口投資家が保有しており、
残り42%はそれ以外の小口投資家が保有しているようです。
、
小口投資家も保有額を増やしている状況となっています。
複数の有名上場企業がビットコインに投資している状況となっている
複数の有名上場企業も、ビットコインに投資しており、
準備資産として、ビットコインの魅力を高めている様子です。
12月10日に米老舗生保のマスミューチュアル生命保険も、
1億ドルをビットコインに投資しました。
ビットコインは現在、9月から12月にかけて1万ドルから2倍近くに上昇しており、
大口投資家が更に買増するのかどうか、今後の動向を見守る必要があります。
ビットコインの最高値を動かした『クジラ』は何をしようとしているのか?
要点
・『クジラ』はビットコインの価格にどう影響を及ぼしたのか
・『クジラ』は市場を動かしてパニックに陥った個人投資家を振り落とそうとしている?
『クジラ』と呼ばれている大口投資家は、
ビットコインが11月末に最高値を更新した時、
価格にどう影響を及ぼしたのでしょうか?
これについて、暗号資産取引所オーケーエックスがデータを発表し、
1つの仮説を掲示しました。
データによれば、ビットコインが上昇している間、『クジラ』と機関投資家は
下落局面を利用してビットコインを購入していたようです。
それだけではなく、価格が反発すれば利益確定売りに動いてたと指摘しました。
個人投資家は最高値を更新する直前の下落局面で、
売りを行い、その後の価格上昇を傍観している様子が伺えたようです。
別の暗号資産分析企業は別の見方を示した
しかし、暗号資産分析企業クリプトクワントのデータは、
上記とは異なる見方を示しました。
2020年を通じて、『クジラ』が下落局面を購入する機会を
逃すことはほとんどなかったとし、大口投資家は
ビットコインの大きな価格下落を防いだのかもしれません。
価格上昇を引き起こす代わりに高値でビットコインを
売却することで利益を得た可能性があると指摘しました。
■ネットの反応
クジラの動きは個人投資家も注目している様子が伺えました。
今回の記事のまとめ
■『1000ビットコイン以上を保有する『クジラ』がビットコインの高騰の原因?』について
・ブロックチェーン分析企業チェイナリシスが機関投資家が市場に参入していると言及した
・58%が『クジラ』と呼ばれている大口投資家が保有している
・複数の複数の有名上場企業も、ビットコインに投資しており、ビットコインの魅力を高めている
■『ビットコインの最高値を動かした『クジラ』は何をしようとしているのか?』について
・クジラが与えた影響について、暗号資産取引所オーケーエックスが1つの仮説を掲示した
・クジラや機関投資家は下落局面を利用してビットコインを購入している
・別の企業は大口投資家はビットコインの大きな価格下落を防いだという見方を示している
11月から『クジラ』が相場を動かしているのではないかという予想がいくつか出ています。
その影響で、多くの投資家がクジラの動きに注目しているため、
12月いっぱいまでは、ビットコインの価格の動きを注目したほうが良いでしょう。