引き続き軟調な展開が続いている仮想通貨市場ですが、本日、リップルが単独でやや強い上昇をみせる場面がありました。
メディアで指摘されている要因をまとめました。
要点
XRPが上昇!販売量削減が原因?
7日の仮想通貨市場は全体的に堅調な動きとなっていますが、本稿執筆時点でリップルの価格上昇率が高いのがわかります。
この主な要因として指摘されているのが、リップル社のXRP販売量削減発表です。
Raising the Bar: Reporting on Volume and Sales of XRP https://t.co/LlbXhz37fR
— 北尾吉孝 (@yoshitaka_kitao) June 5, 2019
バーを上げる: XRP のボリュームと販売に関するレポート
これは、以前に指摘されていたリップル社の出来高水増し疑惑の対応策とのこと。
水増しが行われていたのか現時点でも定かではありませんが、憶測が広がっているので、透明性を高めるために、四半期ごとに売却していたXRPの量を半分にする可能性があるとのこと。
これは単純に、ビットコイン半減期と同じ原理で、市場に出回る数が半分になれば、その価格の希少性も高まるということです。
本日の価格上昇は、この発表による期待感から買い需要が高まったとの指摘が一部でされています。
サイアム商業銀行も注目か
また、米メディアでは以前から報じられていたタイ最古のサイアム銀行がXRPを使った送金をまもなく始めると報じています。
すでにツイートが消されているようですが、サイアム銀行の公式アカウントが「まもなく送金を開始する」と一時呟いていたそうです。
詳細は明らかになっていませんが、XRPを使った送金というのは通常、xRapidを用いた送金となり、仮にそれが実現するのであればXRPのユースケース拡大にもつながりそうです。
この他に、マネーグラムという巨大送金企業買収の噂も報道されており、本日の上昇は、このように複数の観測記事が流れたのも無関係ではなさそうです。
現段階ではリップル社が公式発表した販売量の削減しか明確な上昇はないですが、サイアム銀行とマネーグラムの動向に関しては引き続き追っていった方がよさそうです。
まとめ
仮想通貨市場全体が軟調な展開を続けている中、本日はリップルが単独で上昇。
その要因と指摘されているのが「リップル社の販売量削減」、「サイアム銀行」、「マネーグラム買収」です。
リップル社の公式発表以外では明確な情報は出ていませんが、今後さらに報道され価格が上下する可能性があるので、動向を追いつつ価格が上昇することに期待したいところです。