先日、ローンチがアナウンスされたBakktですが、これから年末にかけメディアでも多く取り上げられるでしょう。
今回はあらためてBakktの重要性について、簡単にまとめたので、初心者の方や知らない方は参考にしてください。
要点
目次
Bakktはなぜ重要なのか?ポイント簡単まとめ
先日、9月23日にローンチが決定した仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt」。
Bakktはまずビットコイン先物取引の提供から開始しますが、将来的にはスタバ、マイクロソフトなどと提携し小売業にも進出することがすでに決定しています。
Bakktの需要ポイント①ビットコイン現物受け渡し型先物
Bakktがなぜここまで注目を集めているかというと、それが「ビットコイン現物受け渡し型先物」だからです。
取引をする人(Bakktは主に大口取引の顧客)は現金ではなく、ビットコインの現物を受け取ることになります。
つまり、これはBakktが大口のビットコインそのものを取引きするのとイコールになります。
そのため、ビットコインの価格上昇や流動性の向上が期待されているのです。
この点は多くの専門家が指摘しており、先日も仮想通貨アナリスト、スコット・メルカー氏が「史上最大の強気イベント」と絶賛しました。
The @Bakkt news is arguably the most bullish event for institutional investors in the history of bitcoin. PHYSICALLY delivered futures (require the holder to either produce actual bitcoin or take delivery from the exchange) backed by the New York Stock Exchange. We are maturing.
— The Wolf Of All Streets (@scottmelker) August 16, 2019
Bakktの重要ポイント②運営元がICE(インターコンチネンタル取引所)であること
もうひとつは、Bakktの運営元(正確にいうと少し違いますが覚える際はこれで十分でしょう)が米国大手証券取引所ICE(インターコンチネンタル取引所)であること。
ICEは米国でも最大手の原油やエネルギー関連の資産を扱う取引所です。
もちろん、ICEは米商品先物取引委員会(CFTC)の完全な規制上で取引されており、Bakktを使う顧客はコンプライアンスを遵守してビットコインを取引きすることができます。
さきほど述べた通り、Bakktの顧客は億から兆単位の機関投資家が主となるため、コンプライアンス上ビットコインを取引きできなかった顧客にもサービスを提供することが期待できます。
また、BakktにICEが関わることにより、原油や金といった信頼性高い資産に一歩近づいたともいっても過言ではありません。
まとめ
先日、Bakktはこれまで延期されていたビットコイン先物のローンチを9月23日に実施することを正式に発表。
Bakktは専門家からも注目を集めており「史上最大の強気イベント」と指摘するものもいるほどです。
Bakktの重要ポイントは「ビットコイン現物受け渡し型先物」であることと、米国大手ICEが運営元であること。
これらをおさえて今後メディアでもチェックしていけば大きくは外さないので、知らなかった方はこの機会にチェックしてみてください。