リップル(XRP)は2020年11月より急上昇の値動きを形成してきたものの、
その後の値動きでは上値更新に至らない状況が続いています。
リップル(XRP)保有者に対して新たなる仮想通貨スパーク(Spark)トークンのエアドロップや、
スパーク(Spark)トークンのIOU開始など多くのファンダメンタル要素を持ったリップル(XRP)。
今後はどのような値動きとなるのでしょうか?
目次
リップル(XRP)は短期的に弱気相場が意識される展開に
XRP/USDの日足チャートを分析していきます。
2020年11月に上値を0.79ドルまで伸ばしたリップル(XRP)でしたが、
その後徐々に上値を切り下げる形から2020年末にかけて大幅な反落が確認されました。
しかしスパーク(Spark)トークンのエアドロップなどのファンダメンタル要素も相まり、
2021年1月には再び上昇チャートを形成しています。
上昇の値動きは2020年11月の最高値を超えることなく、
現在のリップル(XRP)チャートでは0.65ドル近辺が長期的なレジスタンスラインなる相場を展開しています。
そんな中、2月14日からのリップル(XRP)の短期相場では徐々に上値を切り下げる展開が続いており、
相場観としては弱気相場が意識される相場が続いています。
2月以降、75EMAがサポートラインとして機能し続けていたリップル(XRP)相場ではあるものの、
現在の売り圧力優勢の相場ではこのままEMAをブレイクしてしまう可能性も考えられます。
ディセンディングトライアングルが完成し、下降チャートを形成するのか?
すこしミクロにチャートを確認していきます。
XRP/USDの4時間足チャートになります。
現在75EMAがサポートラインとして機能しながら、
下値が切り下がる展開を形成しているリップル(XRP)はディセンディングトライアングルが形成されていると捉えることが出来るでしょう。
2月末からは特に75EMAがサポートラインとして意識されていることもあり、
今後75EMAを下抜けする場合、2月上旬からの下値である0.35ドルまで一度下落する可能性は十分に考えられます。
また0.35ドルまで下落する場合は2月上旬からのチャートでもディセンディングトライアングルが意識される相場となります。
そのため0.35ドルでは一度反発の値動きは見られる可能性は高いものの、
上昇が限定的であり、直近上値から更に切り下げる展開となる場合は、更なる下落も見込まれます。
ディセンディングトライアングル否定の動きで上昇は起きやすくなる
本日3月16日までのチャートではディセンディングトライアングルの形成により、相場観としては弱気相場が優勢となる状況でしょう。
しかし直近上値となる0.5ドルまで上昇することが出来れば、これまで意識されていた持ち合いは否定されることになります。
その場合ディセンディングトライアングルへの不安感は解消されることになり、
これまでと比較して投資家はリップル(XRP)を買い足しやすい相場へと移行することになります。
また0.5ドルまで上昇の値動きが見られた場合、
短期的なレジスタンスラインを突破すると共に20EMAを上抜ける形にもなります。
0.5ドルへの接触はそのまま0.6ドルまでの上昇も見込める相場となるため、短期的な上昇の値動きに注目です。
今後の値動きでは75EMAに支えられながらも、
いかに直近上値であり、短期レジスタンスラインでもある0.5ドルまで接触することが出来るのかが注目する一つのポイントとなるでしょう。
0.5ドルへの接触で0.6ドルまで上値を意識することができます。
逆に75EMAを下回ると、0.35ドルまでの比較的大幅な下落が見られる可能性があるため注意が必要でしょう。