リップル(XRP)は2月14日より短期下降トレンドラインを形成し、徐々に上値を切り下げる展開となりました。
下降トレンドラインに合わせて持ち合いの値動きとなったリップル(XRP)でしたが、
3月16日には下降トレンドラインを一時ブレイク、
更に直近上値を更新する値動きが確認されたことから短期的な相場観が変化しています。
徐々に上値を伸ばす展開となっているリップル(XRP)は、
今後更に上値を伸ばす形となるのでしょうか?
リップル(XRP)はディセンディングトライアングルを否定し上昇
XRP/USDの4時間足チャートを分析していきます。
2月14日以降は短期的な下降トレンドラインを形成した展開となっていました。
上値は下降トレンドライン、下値は75日EMAがサポートラインとなる形で、
ディセンディングトライアングルを形成したリップル(XRP)。
ディセンディングトライアングル
下降型の三角持ち合いとも呼ばれる。
下値は一定に保たれている中で、上値が切り下がる展開となる持ち合いの値動きです。
売り圧力が優勢とも捉えられ、下落方向へ動きやすいチャートの形です。
ディセンディングトライアングルの形成により、
リップル(XRP)相場では短期的な弱気相場が意識される展開となっていました。
しかし3月16日に一時的な上昇の値動きにて、
下降トレンドラインを上抜き、更に直近高値である0.5ドルを上回る展開に。
それまで意識されていたディセンディングトライアングルが否定された形となったリップル(XRP)は、
弱気相場意識が軽減され、買い圧力が増す展開となっています。
3月16日以降のチャートでは上昇方向への値動きが確認されています。
上値を伸ばすリップル(XRP)は、サポートラインが形成されるのか
3月21日までに上値を0.55ドルまで伸ばしているリップル(XRP)。
しかし4時間足チャートでは、上昇の値動きながらも、ローソク足には長い上ヒゲも確認されています。
2月中旬以降、上値を切り下げてきたリップル(XRP)にとって、
現在の上昇チャートは、まだまだ下落への不安感も混在している状況。
買い圧力が優勢ながらも、しっかりと売り圧力による反落の値動きも
確認出来る相場となっています。
今後の値動きの中で、下落への不安感を解消させる一つのポイントとしては、
3月5日以降の超短期的なレジスタンスラインである0.5ドルが、
今後のサポートラインとして展開されるのかが注目です。
直近上値がサポートラインとして形成し、
且つ下値を切り上げる展開となる場合、
リップル(XRP)相場では、下落への不安感が減る状況となりやすく、
短期的な上昇相場が続く可能性があります。
しかし0.5ドルを下回る展開となる場合、75日EMAをサポートラインとした、
レンジ相場は継続する可能性が高まります。
上昇中のリップル(XRP)にとって意識される上値は?
XRP/USDの日足チャートも確認していきます。下降トレンドラインを上回る展開となったリップル(XRP)。
上述で説明したように、今後上値を更に伸ばしやすくするためには、
前回の上値である0.5ドルがサポートラインとして確認されることで、
下落への不安感は軽減し、上昇しやすい相場へと移行することなります。
仮に今後の値動きで上昇の値動きが継続する場合、
上昇が大きく止まりやすい価格帯は、2020年11月末からレジスタンスラインとして機能している、
0.65ドル近辺への接触は少なからず上昇の値動きを止める展開となりやすいでしょう。
0.65ドル接触後の反落では、どこまで下値を落とすのか注目です。
下落への値動きが直近安値を上回る展開となる場合、
重い上値を再び試す展開も予測されます。