17日、ヤフー傘下の仮想通貨取引所、タオタオが公式プレスを発表。
それによると、バイナンスとの戦略的提携へ向けて交渉を開始したことが明らかになり、今後の動向が注目されそうです。
要点
タオタオがバイナンスと戦略的提携へ向けて交渉を開始か
昨年サービスを開始したヤフー傘下の仮想通貨取引所タオタオが17日に発表した公式プレスによると、バイナンスとの戦略的業務提携へ向けて交渉を開始したことが明らかになりました。
バイナンスとTaoTaoが戦略提携で協議
ヤフーを傘下に持つZホールディングス(ZHD)の関連会社で、国内の仮想通貨交換業を手がけるTaoTaoと、仮想通貨取引所世界大手のバイナンスが、戦略的提携の締結を目指して協議を開始しました。https://t.co/T4A6Hpy5Qx
— CoinDesk Japan (@CoinDeskjapan) January 17, 2020
以下が公式プレスの一部引用になります。
ZコーポレーションとTaoTao、Binanceと戦略的提携に関する交渉を開始
Zホールディングス株式会社(2019年10月1日にヤフー株式会社から社名変更。以下、Z社)の100%子会社であるZコーポレーション株式会社(以下、Zコーポレーション)と同社の子会社であるTaoTao株式会社(以下、TaoTao)、世界最大級の暗号資産取引所を運営するBinance Holdings Limited(以下、Binance)は、日本市場における戦略的提携に向けて交渉を開始することに合意しました。
参照元:https://taotao-ex.com/news/20200117101900
ただ、この発表で気をつけなければいけないのは「戦略的提携に向けて交渉を開始することに合意した」というわかりづらい表現。
このプレスを見る限りでは、まだ交渉は始まってもいなく、また提携を結べるかも不明、また仮に提携を結べたとして実際にどのようなサービスが始まるかも不明なので、まずは今後動向を追っていくしかないでしょう。
日本居住者締め出しは進出への第一歩か
昨日、バイナンスは日本居住者のサービスを制限することを発表しましたが、そのプレスでは「日本の法令に完全に準拠したサービスの提供のための改修」するとありました。
発表があった今、タオタオの業務提携交渉の発表を受けて、日本居住者の締め出しは日本進出への第一の動きとなる可能性が濃厚に。
その意味では、利用はしばらく制限されますが、ポジティブなニュースとなったでしょう。
バイナンスは昨年の時点で世界進出を意気込んでおり、各国の法定通貨取引との交換を目標にするのをすでに述べています。
なので、今回の日本巨樹者しめだしからタオタオの発表も自然な流れではあったでしょう。
今後、バイナンスの日本進出は、国内の仮想通貨業界・市場の動向としては大きなテーマとなってくるかもしれません。
まとめ
17日、ヤフー傘下の仮想通貨取引所、タオタオが公式プレスを発表。
それによると、バイナンスと戦略的提携へ向けて交渉を開始するとのことですが、まだ詳細な内容が出ている段階ではないので、今後の動向は要チェック。
また、仮にバイナンスが進出することになれば、国内の業界競争なども激化する可能性があるので、国内の仮想通貨業界・市場にとって今後バイナンスの進出は大きなテーマとなりそうです。