ビットコインの8月月末の動きは、378万円へと下落し、グレースケールで上昇した水準を下回る展開になりました。
ブラックロックを始めとした、投資信託各社が申請している、
現物ビットコインETFの SEC判断が延期されたことから、値を消す展開となっています。
ビットコインの9月1日の概況について解説します。
(この記事は9月1日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
夜間にかけ下落!8月31日午前7時からの動き
8月31日午前7時、398万円で推移していたビットコイン、日本時間は底堅く推移したものの、
NY時間から下落します。
日付が変わった頃にみるみる下落、米SECが現物ビットコインETF判断を延期したことが伝わり、
午前6時には375万円をつけ、午前7時現在は379万円で推移する展開です。
米SECの現物ビットコイン判断見送りが影響?!
今回の下げで、グレースケールが米SECに勝訴した分を帳消しにしています。
米SECの現物ビットコイン判断見送りから、グレースケールの裁判控訴は確実であると連想され、
値を消す動きとなりました。
SECの今回の判断見送りは市場予想通りでしたが、ビットコインは市場環境との乖離が大きいため、
既に上に大きく乖離している部分の修正に入った形となります。
グレースケールの裁判控訴も控えており、このニュースが出ると再び相場を冷やすでしょう。
月足ベースでは8月は陰線を出し、過去の傾向から、
『上昇相場においては3ヶ月連続陰線になりやすい』ことから、9月も厳しい展開になりそうです。
ETF承認期待は萎んでおり、350万円を割れてもおかしくはありません。
ETF承認期待が萎む・・・https://bitcoin-valley.com/structure/btcmarket-604/
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、368万円の位置に中期サポートが残る状態です。
この水準を下回る場合は、大きな下げとなる可能性が高まります。
レジスタンスは416万円の位置で、週末きり下がったところをブレイクできるかの動きになります。
落ちてくるナイフを掴むような展開に注意しましょう。
まとめ
ビットコインは一時375万円へと、グレースケール判決前の水準を下回っています。
現物型ETFの判断見送りが、ETF承認相場の期待を萎ませています。
更なる下落が発生するかもしれなく、注意が必要です。