早いもので、今年もあとわずかですが、年末から正月にかけての相場動向も気になるところ。
今回は、17年と18年の年末年始にどう価格が動いたかを振り返りつつ、今年の動きを独自考察します。
要点
17年・18年の年末年始価格はどう動いた?
一般的に、株・為替の市場で年末年始といえば、金融機関が休みになるため、流動性がおち価格が動きづらい期間として知られています。
しかし、仮想通貨市場は金融機関に関係なく、市場の休みもないため、今回は17年・18年の年末年始相場を振り返ってみましょう。
2018年の年末年始相場
ビットコイン円 4時間足 2018年12月17日~2019年1月10日
2018年は、12月中旬に年初来安値であるおよそ35万円を記録したの後に、それ以降は現在のようなレンジ相場へ。
今年は年初来安値を更新したわけではありませんが、安値を更新→レンジ相場という意味では、昨年と動きが似ているともいえるでしょう。
年末から正月にかけては、わずか4万円の極めて狭いレンジで推移しており、株・為替の市場と同じく流動性にかけ薄商いの相場となりました。
2017年の年末年始相場
ビットコイン円 4時間足 2017年12月15日~1月8日
2017年は、12月中旬にビットコインが過去最高値である220万円を記録、それ以降は月末にかけ大暴落した歴史上No.1の大相場となった月です。
この年は、27日の190万円近辺から年明け1日までに価格が40万円下落、三が日は再び40万円上昇し、5日には直近のレンジをブレイクしています。
今では考えられないボラティリティー(変動率)ですが、2017年も18年と同じく、レンジ内で推移している点では同じ。
また、17年12月の仮想通貨市場は、過去例をみない特殊な相場ともいえるので、あまり参考にはならないかもしれません。
過去の動きを繰り返すのであれば今年もレンジ相場?
では今年はどうかというと、過去2年の動きを踏襲するのであれば、少なくとも三が日までは相場はあまり動かなそうです。
17年においても、ボラティリティー(変動率)は高いですが、レンジをブレイクしたのは年明け5日となっているので、動きだすとしてもその時期を想定していた方がよさそう。
トータルでいうと、仮想通貨市場も株・為替と同じく、年明けは正月休み明けの6・7日からの営業と考えてもよいかもしれません。
ただし、もちろん今年の市場は過去2年の市場と状況・価格推移が異なるのは注意したいところ。
過去2年の動きからは、正月休みに価格が動く可能性は低いですが、もちろん今年は大きく動く可能性もあるので、価格をチェックをして損はないでしょう。
当ブログでも、年明けの相場動向についてはお伝えします。
まとめ
今年の年末年始相場は気になりますが、17年・18年は価格の幅は違うものの、いずれもレンジ相場の展開に。
一般的に、年末年始は流動性がおち薄商いになる時期として知られているので、今年もレンジ相場になる可能性はあるでしょう。
ただ、もちろん確実なことはいえず、正月に価格が大きく動く可能性もゼロではありません。
まずはレンジ相場を念頭におきつつ、結局は正月も隙間時間があれば、市場の価格チェックはしておいて損はなさそうです。