仮想通貨のウォレットサービスを提供するBitPayは、時価総額第3位の仮想通貨であるXRPをサポートすることを発表しました。
要点
BitPayがXRPをサポート
BitPayとXRPは、昨年10月に提携のアナウンスをしていましたが、1月21日に正式なサポートの開始を発表しました。今回の提携は、リップルの投資部門Xpringと提携したことにより実現しました。
#XRP now available in the BitPay App. BitPay merchants can now accept #XRP payments and cross-border transfers. #blockchainpaymentshttps://t.co/T2FDa7x7Bj
— BitPay (@BitPay) January 21, 2020
これにより、BitPayが提携しているMicrosoftやDish Networksなど様々な企業・小売店で、プラットフォームを介したXRPの支払いを受け付けるようになります。今回の発表では、最初にXRPの支払いを受け付けるのは、デジタルギフトカードプロバイダーのeGiftと人道支援組織CareUSDの2社になります。
BitPayはXRPを追加することにより、以下の7つの仮想通貨をサポートすることになります。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- USDコイン(USDC)
- ジェミニドル(GUSD)
- Paxosトークン(PAX)Rippleの開発者プラットフォームXpringの上級副社長であるイーサン・ビアード氏は以下のように語っています。
“We’re excited to further our partnership with BitPay and enable the use of XRP for everyday purchases, which benefits merchants and consumers alike."( BitPayとのパートナーシップをさらに強化し、XRPを日常の決済手段に使用できるようになることに興奮しています。これは、企業や小売店にも消費者にもメリットがあります。)
BitPayとは
BitPayは、2011年にアメリカのアトランタ州で誕生した仮想通貨の決済プロバイダーです。
かなり早い時期からビットコインの有用性に気づき、企業がビットコインの支払いを受け付けられるようにこの会社を始めました。
主に法人向けに決済サービスを提供しており、毎日数十万人のユーザーが利用しています。
また、ビットコインのウォレットサービスや、Visaに対応したBitPayカードなども提供しています。
BitPayの製品ディレクター、シェーン・ローランド氏は、XRPについて以下のように語っている。
XRP can offer a payment option that is “fast, cost-effective and scalable.”(高速で費用対効果と拡張性の高い支払いオプションを提供できる)
まとめ
BitPayは、2018年の時点で1,100億円以上の取引処理をしています。
ビットコインや価格が安定したステーブルコインを基軸に、多くの顧客を獲得していることから、XRPがBitPayで利用できることはかなりポジティブなニュースになるでしょう。
今後さらに取引高が増加するのかどうか、動向に注目していきたいです。