Web3ウォレットのセキュリティを手がけるa42x株式会社は8日のプレスリリースで、同社開発中の「マイナウォレット」がイーサリアム財団の研究開発助成プログラムに選ばれたことを明かしました。
新しいWeb3システムの実用化に向けて、強力なバックアップを得た形です。
マイナウォレットの特徴と、イーサリアム財団の支援決定について解説します。
要点
マイナウォレットとは?
マイナウォレットとは、a42x株式会社が開発中であるWeb3システムです。
マイナンバーカードをデジタルウォレットとひもづけ、さまざまな手続きを手軽に済ませられます。
諸手続きや身分証明のために、マイナンバーカードは欠かせませんが、a42x株式会社はWeb3分野へ応用させる狙いです。
マイナウォレットには、さまざまな機能が期待されています。
たとえばアプリとしてのインストールなしで、直接使える点が魅力です。
さらにマイナンバーカードのワンタッチだけで、デジタル資産の送受信や所有を証明できます。
つまりマイナンバーを通して、デジタル資産に関する諸手続きを済ませられるのです。
以上からマイナウォレットは、実用化されれば社会活動の常識が変わるでしょう。
マイナウォレットは、誰もが便利に使える可能性を有しています。
プレスリリースによると、以下の機能が使える見通しです。
・JPKI(公的個人認証サービス)との連携を通した最高位の本人確認
・スマートコントラクトによるリカバリー機能、セッションキー、利用限度額設定など
・ゼロ知識証明を使ったプライバシー保護機能
・SDKやAPIの提供
このようにマイナウォレットは、マイナンバーカードへの接触によるウォレット作成や手続きの簡易化、セキュリティ機能の強化などを見込めます。
イーサリアム財団の支援決定により、本格的なクオリティに仕上がりそうです。
X(旧Twitter)では以下の口コミがありました。
イーサリアム財団の研究支援対象に選ばれる
マイナウォレットは、イーサリアム財団の研究開発助成プログラムに組み込まれました。
マイナンバーカードとの連携による機能が、研究段階で評価されたからでしょう。
イーサリアム財団は、イーサリアムやその関連技術をサポートします。
マイナウォレットが世に出れば、イーサリアムの活用も想定されるでしょう。
たとえば仮想通貨としてのイーサリアムも、マイナンバーカードのタッチを通した送金に使われるかもしれません。
以上から仮想通貨業界に有用だと、財団が評価したと見られます。
イーサリアム財団の研究支援対象になったことで、マイナウォレットで期待される機能が次々実現するかもしれません。
強力なバックアップによって、どこまでクオリティを高められるでしょうか。
マイナウォレットの実用化が楽しみです。
まとめ
マイナウォレットが、イーサリアム財団の研究支援対象に入りました。
仮想通貨に関する手続きも、マイナンバーカードの活用で簡略化できるからでしょう。
以上からWeb3時代で重要なアイテムになるかもしれません。
イーサリアム財団のバックアップにより、マイナウォレットはクオリティの高い形で仕上がる可能性があります。
実用化によって、幅広い世代の経済活動に役立つでしょう。
マイナウォレットおよびa42x株式会社の今後に注目です。