仮想通貨ウォレット企業のTrezorは、アフリカで仮想通貨教育プログラムを始めました。
「Trezor Academy」という名称で、育成内容もわかっています。
ほかにも宣伝車の活用など、プロモーション活動も本格的です。
Trezor Academyについて、詳しく見ていきましょう。
要点
Trezorとは?
出典:Trezor公式サイト
Trezorは仮想通貨ウォレット企業のひとつです。
開発した同名のハードウェアウォレットは、世界的に人気を博しました。
簡単なセットアップで始められるため、誰でも手軽に使えます。
ビットコインやイーサリアムなど、多くの仮想通貨への対応も見逃せません。
Trezorの強みは、ハッキング対策をしやすい点です。
ハードウェアウォレットとして、オフラインで仮想通貨を管理できます。
Trezorは日本正規販売店も展開しています。
そのため日本在住者の仮想通貨管理にも有用です。
仮想通貨業界ではハッキングがたびたび問題になっています。
Trezorはハードウェアウォレットで、ハッキングの問題を解決する企業です。
アフリカでのTrezor Academyとは?
CointelegraphによるとTrezorは、4日のアフリカビットコイン会議でTrezor Academyを発表しました。
Trezor Academyとは、アフリカで仮想通貨の知識を普及させる活動です。
パイロットプログラムが2023年に始まっています。
Trezor Academyは仮想通貨学習プラットフォームをアフリカで整えようとしています。
対面での講義にとどまらず、プラットフォームにより時間帯を問わない形で学習可能です。
アフリカにおいて、さまざまなパターンで学べる体制を作ります。
Trezor Academyは、すでにアフリカの広範囲で活動中です。
Trezor公式ブログによると、たとえばパイロットプログラムはケニアやナイジェリア、ガーナなど6カ国で展開してきました。
2024年には、新たに10カ国でアカデミーを設立する計画です。
このようにアフリカの広範囲で、仮想通貨の知識を広めようとしています。
Trezorは教育活動を通じて、アフリカにおける仮想通貨の市民権獲得を目指します。
宣伝車「ビットコイネータ」も活用
Trezor Academyは教育の一環として、宣伝車も活用します。
ビットコインをテーマにした「ビットコイネータ」で、Trezorが資金提供中です。
ベース車はランドローバー社のSUVで、西アフリカ諸国を走り回り、仮想通貨関連の情報を各地域に届けます。
ビットコイネータの認知度プログラムは、2018年にビットコイン・アルゼンチンとビットコイン・アメリカーナが始めました。
ガーナやナイジェリアなど西アフリカ諸国で、ビットコインを浸透させるためです。
12月1日から走行を始めており、普及活動への貢献を期待されています。
Trezorはアフリカで仮想通貨を浸透させるため、教育プログラムだけでなく宣伝にも注力中です。
ビットコイネータで、多くの人が仮想通貨を知るでしょう。
まとめ
Trezorは仮想通貨ウォレットを開発する企業ですが、最近は教育プログラムにも踏み出しました。
アフリカでTrezor Academyを展開し、現地の人々へ仮想通貨教育をしています。
ビットコイネータと呼ばれる宣伝車も登場しており、プロモーションのためアフリカ諸国を走る状況です。
Trezorによって、アフリカで仮想通貨が市民権を得るのでしょうか。