LINEグループの仮想通貨取引所であるBITFRONTが、28日にサービス終了を発表しました。
LINEブロックチェーンのようなエコシステムの継続のためです。
また仮想通貨業界ではFTXショックがありますが、そちらとは無関係としています。
BITFRONTに起きたことを、以下で見ていきましょう。
要点
BITFRONTの閉鎖について
BITFRONTは、28日にサービス終了を明かしました。
LINEブロックチェーンとリンクトークンのエコシステムへの注力を理由としています。
つまりブロックチェーンをはじめとしたWeb3領域で、事業体制を見直すのでしょう。
その一環として、仮想通貨取引所であるBITFRONTの整理が決まったようです。
BITFRONTは今回の事業終了において、FTXショックとは無関係としています。
FTXショックにより、世界的に仮想通貨業界へのネガティブな影響が想定される状況です。
このような社会背景から、BITFRONTはサービス終了の理由を強調したのでしょう。
サービス終了にあたり、28日にBITFRONTの新規登録に加え、クレジットカード決済もできなくなりました。
2022年のうちに入金や取引などの各種サービスも停止予定です。
2023年3月末には出金もできなくなります。
BITFRONTは28日の閉鎖発表時点で、6銘柄13通貨ペアを扱っていました。
24時間出来高は1億ドル程度になっています。
BITFRONTのサービス終了は、ユーザーにとって残念でしょう。
しかしLINEグループにおける今後の仮想通貨領域は、まだ発展の可能性が残されています。
BITFRONTの閉鎖について、Twitterでは以下の口コミがありました。
BITFRONTとは
BITFRONTは、LINEグループに属するグローバル向け仮想通貨取引所です。
同グループでは、LINEの仮想通貨やブロックチェーン事業を展開するLVC株式会社があります。
LVCを通して、BITFRONTの運営が進んでいました。
BITFRONTは海外ユーザー向けの取引所で、国内向けのLINE BITMAXとは差別化した状況でした。
LINEはBITFRONTを通して、海外に仮想通貨サービスを広めようとしたのでしょう。
しかし今回の閉鎖により、事業戦略も変わります。
BITFRONTの閉鎖で、LINEの仮想通貨事業はどう変化するのでしょうか。
LINEのWeb3ビジネスの現況
LINEは現在、Web3ビジネスを積極的に広げています。
たとえば11月10日には、LINEグループのゲーム開発企業であるLINE Studioと、ザ・サンドボックス(SAND)と提携を明かしました。
サンドボックスは世界的に話題のNFTゲームです。
LINE Studioは、サンドボックスに関連してNFT関連ビジネスを広げていく見通しです。
多種多様な体験をユーザーに提供していくのでしょう。
LINEグループはWeb3領域の事業を見直しつつ、今後の発展をうかがうようです。
まとめ
LINEグループのBITFRONTが、サービス終了へ向かいます。
しかし国内向けのBITMAXは営業を続けるので、仮想通貨取引にはまだ携わる見通しです。
LINEグループはWeb3事業を積極的に展開しています。
今回のBITFRONT閉鎖も、仮想通貨やブロックチェーン領域の事業を見直した結果でしょう。
この先LINEグループは、Web3領域でどのような展開を見せるでしょうか。
BITFRONTの閉鎖は残念ですが、グループとしての今後の動向に注目です。