アメリカの大手仮想通貨取引所Coinbaseは、ニューヨークの居住者向けにUSDCとZcashの取引サポートを開始したことを報告しました。
要点
ニューヨーク居住者向けに2つの通貨を追加
10日月曜日にCoinbaseは、ニューヨークの居住者にUSDCとZcashを購入、販売などが出来るようになったことをTwitterで発表しました。
Zcash ($ZEC) and USDC ($USDC) is now available to New York residents at https://t.co/bCG11KMQ6s and in the Coinbase iOS and Android apps. New York residents can log in to buy, sell, convert, send, receive, or store these assets here: https://t.co/EYFiB1jXTs pic.twitter.com/cmSSDHJeIa
— Coinbase (@coinbase) February 10, 2020
(ニューヨークの居住者は、CoinbaseのWebサイト、iOSおよびAndroidアプリにログインし、ZcashとUSDCを購入、販売、変換、送信、受け取りすることが可能になります。)
Coinbaseでは2018年からUSDCとZcashの取り扱いを開始していましたが、規制当局(NYDFS)からの厳しい要件から、ニューヨークでは取り扱いが開始されていませんでした。
今回取り扱いが開始された背景には、規制当局からの容認や、上場のホワイトリストに登録されたなどの可能性があります。
Coinbase Custodyでは、DOTトークンのサポートも開始
Coinbaseの子会社で、仮想通貨の保管・管理を行なっているCoinbase Custodyでは、ブロックチェーンプロジェクトのポルカドット(Polkadot)のDOTトークンをサポート対象に追加しました。
ポルカドットは、Web3という団体が発行したトークンで、様々なブロックチェーンを安全に接続させ、取引が実行させることを可能にするトークンです。同団体は、「サーバーのない、分散したWeb」を理念として掲げています。
DOTを所有している人は、トークンを保管・管理するためにCoinbase Custodyを利用できるようになります。
As Polkadot approaches beta launch, you can now claim your dots with @CoinbaseCustody!
Individuals and entities that hold dots can now take the first step to prepare for Polkadot’s launch.
Read more: https://t.co/HA6P12z3Y1
— Polkadot (@polkadotnetwork) February 10, 2020
(ポルカドットのベータ版がリリースされ、Coinbase CustodyでDOTトークンを取得できるようになりました!DOTの保有者は、ポルカドットがローンチされた際の最初のステップを踏むことができます。)
まとめ
Coinbaseがニューヨーク居住者向けに、対象仮想通貨を追加できた背景には、金融規制当局との一定の合意が行われた可能性があります。
金融規制当局は昨年12月に仮想通貨事業者に対する規制内容を大幅に変更する動きを見せましたが、今後様々なアルトコインの流入も考えられるのではないでしょうか。