GMOコインがETHW相当額の日本円をイーサリアム保有者へ交付と発表

GMOコインが28日に、イーサリアム保有者へETHW相当額を日本円で支払う予定を明かしました。
交付予定日は10月5日です。

イーサリアムのアップグレード「The Merge」完了にともない、ETHWへのハードフォークが起きたため、それに対する救済措置です。
GMOコイン発表の詳細や、ETHWの基本的な定義をまとめました。

ETHWとは？

ETHWとは、イーサリアムの大型アップグレード「The Merge」を受けて始動したトークンです。
The Mergeの影響によるPoWフォークから生まれました。
イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムがPoWからPoSに変わったため、ハードフォークでPoWトークン誕生が起きたのです。

これを受けてETHW公式Twitterも登場し、以下のような情報発信を始めています。

ETHWは海外においてすでにBybitやFTX、OKXなどで上場済みです。
日本国内の取引所にはまだ登場していません。
いずれにしても今後は、ETHWも仮想通貨市場にあり続けます。
 

GMOコインによるETHW対応策

GMOコインは今回のハードフォークを受けて、ETHW関連の対応策を発表しています。
9月30日時点では、10月5日にETHW相当額の日本円交付予定です。

対象者は9月15日のThe Merge完了および、それにともなうETHW発生時点でイーサリアムを持っていた方になります。
取引ではなく貸仮想通貨サービスを使っていたユーザーも、指定時期にイーサリアムを持っていれば対象です。
基準価格は1301円に決まりました。

以上からGMOコインでイーサリアムを持っている人は、臨時収入を得るチャンスです。

GMOコインではThe Mergeによるイーサリアムのハードフォークに備え、対応方針を明かしていました。
たとえばハードフォーク計画に関する情報収集に努め、顧客の仮想通貨利用に関係のあるものは公表する形です。

またGMOコインは、ハードフォーク対象の仮想通貨の価値が新規トークンに移転した場合、それを顧客に与える方針でした。
しかしハードフォーク前からあったイーサリアムについて、ETHWへの価値移転は認められませんでした。
以上から日本円での相当額交付が決まったのでしょう。
そもそもGMOコインの上々通貨リストに、ETHWはありません。

しかしGMOコインのETHWをめぐる救済措置で、ある程度恩恵を受けるユーザーも現れそうです。

GMOコインのETHW対応策について、Twitterでは以下の口コミが寄せられました。

主な他社でのETHW対応策

ETHWをめぐり、国内外の取引所では対応が分かれています。
マイニングプールではF2PoolやBTC.com、PoolinなどがETHW採掘を認めました。

海外取引所ではBINANCEやCoinbaseが、ETHWの審査予定を明かしています。
これらの取引所は上場の有無について、9月30日時点で明かしていません。
しかしBybitやFTXの上場例から、BINANCEなどでも取引が始まる可能性があります。

国内外でETHWの解釈や対応が分かれる状況です。
いずれにしてもイーサリアムユーザーへの誠意ある対応が望まれます。
 

まとめ

イーサリアムのThe Mergeでハードフォークが起き、ETHWという新トークンが生まれました。
GMOコインはETHW相当額を、ハードフォーク発生時点のイーサリアム保有者に支払う意思を明かしています。
GMOコイン利用者で該当する方は、今後の公式情報を確かめてください。

このように国内外の取引所やマイニングプールで、ETHW誕生を受けた対応が相次ぐ状況です。
今後はイーサリアムだけでなく、ETHWの動向にも注目しましょう。

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