ロングアイランド大学パノス教授が4日、Forbesに経済モデルを用いたビットコインの価格予想を寄稿しました。
それによると、もっとも合理的な価格は97万円と算出されるようです。
要点
もっとも現実的な価格は97万円
https://twitter.com/JoeManzanares/status/1059103553950609408
ベーコン価格クリスマス 強気、弱気、控えめな予測
パノス氏は今回3つの方法で価格を予想しました。
①Hayesモデル：約140万円（強気）
②Wheatleyモデル：約9万円（弱気）
③市場モデル：約100万円(中立）
Hayesモデルは、ビットコインの需給をもとに算出された価格で、マイニングなどの観点から価格が算出されます。
ファンドストラッド社トム。リー氏も年末にビットコインマイニングの損益分岐点が上がるため、市場の価格が上昇すると予想しています。
Wheatleyモデルも一種の需給の観点ですが、マイニングとは別に「人々がビットコインを使うか」といった普及率で価格が算出されているようです。
今回は、アンケート結果により、ビットコインに興味がないと答えた人々が70％を超えたため、このような弱気な価格が算出されたとのこと。
パノス氏はこの価格について、弱気すぎると述べており、現実的な予想ではないでしょう。
そして、最後が市場モデルを用いた価格予想。
パノス氏本人は、これがもっとも現実的な価格予想だと主張しています。
市場モデルは、①と②のモデルを組み合わせた方法で算出された価格とのことで、ポジティブな予想ともパノス氏は述べています。
年末に価格は上昇するか
例年、仮想通貨市場は年末に価格が上昇しやすい傾向にあります。
昨年に関しては、11月から年末まで、ビットコインの価格は短期間で3倍になりました。
アルトコインに関しては、もっと高い倍率で上昇した銘柄もあります。
そのため、今年も年末に価格が上昇するのかはひとつの注目ポイントになっています。
昨年は12月に始まったCBOEとCMEのビットコイン先物の期待感で価格が上昇したとの指摘がありますが、今年はBakktの先物サービス開始、年を明けてからはFidelityのサービス開始、年末にビットコインETF可否判断が控えています。
価格が上昇するかは別として、少なくとも相場が動く可能性があるので、今年の年末相場も大きな注目を浴びそうです。
まとめ
パノス氏は、今回の予想に対し現実的と述べていますが、97万円というのは、現在の価格よりも高いので、期待したいですね。
年末には、上記に挙げた通り、Bakkt、Fidelity、ビットコインETF可否判断と多くの注目材料が控えています。
それらの動向にかんしても、年末が近づくにつれ何かしら報道される可能性があるので、相場の動向とともに注視したいところです。
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