今週のアルトコイン相場は、週の前半において好調でした。
とくにイーサリアムは3日に史上最高値を記録しています。
木曜日からは反動の局面に入っているようですが、まだ落ち込むのは早いかもしれません。
ラップドXRPの登場が、イーサリアムとリップルの今後の情勢に影響を与えそうです。
今週のイーサリアムとリップルの相場を踏まえたうえで、今後の展望をまとめました。
記事を読めば、今後のアルトコイン投資の参考にできるでしょう。
要点
今週のイーサリアム相場は?
今週のイーサリアムの相場を見ていきましょう。
GMOコイン販売所における日足チャートに基づいています。
イーサリアムは週の前半を中心に好調が続いています。
3日は史上最高値の52万4680円を記録しました。
翌日以降は調整局面の様相ですが、週の始まりである1日の始値47万9697円に対し、5日の終値は49万7820円です。
上昇局面はキープしています。
イーサリアムは9月下旬から長い上昇トレンドに入っていますが、その勢いは止まっていません。
今週のリップル相場は?
今週のリップル相場も見ていきましょう。
先週の10月27日に暴落を演じて、先行きが危ぶまれた印象です。
しかしそこからの価格回復には目を見張るものがありました。
今週は2日から3日にかけての伸びが目立っています。
2日の始値が121.904円に対し、3日の終値は135.879円まで上がりました。
そこからはイーサリアム同様、価格調整局面に入り、5日の終値は128.919円に落ち着いています。
それでも2日の始値より水準が高く、今後の情勢も期待できそうです。
今後のアルトコイン市場の予測
今後のアルトコイン情勢は、ラップドXRPがキーワードとして絡みます。
リップルだけでなくイーサリアムとの関係もあるからです。
こちらを中心に、市場への影響を分析してみましょう。
ラップドXRPの登場が市場を刺激するか
今週、ラップドXRPの登場が話題になったので、市場への影響が来週以降に出そうです。
NEXTMONEYなどでも紹介されているように、wrapped.comが10月30日にローンチさせ、イーサリアムベースのDeFiで使えるようになりました。
12月末までに本格的に使えるようになる予定なので、ご期待ください。
ラップドXRPはラップドトークンの一種です。
他の仮想通貨の価値と連動するトークンで、ラップドXRPはリップルと連動しており、お互いの通貨を1対1で交換できます。
つまりリップルに準じた価値を持つ通貨を、イーサリアムのネットワークで使えるようになるのです。
リップルの用途が増えただけでなく、DeFiとの結びつきが強いイーサリアムの注目度にも好影響でしょう。
今週前半のアルトコイン市場の好調も、ラップドXRPの影響が考えられます。
通貨の用途にかかわる話題なので、来週以降の投資家心理も前向きにさせるでしょう。
リップルはSWELL終わりに要注意
リップルに関してはSWELLの影響も考えられます。
過去の傾向から考えると、開催日前後からの下落トレンドへの突入に気をつけてください。
2021年のSWELLは11月9日~10日に開催されるので、間もなくです。
ここではラップドXRPの話題も出るでしょう。
世界中のリップラーが新サービスの詳細に好感を持てば、買い注文が殺到する可能性もあります。
しかしビットコイン谷でも以前紹介したとおり、過去のSWELL開催日前後において、リップルは下落トレンドに突入しています。
開催を過ぎたことでリップルへの関心を失った人により、売り注文が殺到するかもしれません。
しかし下落トレンドに巻き込まれても、持ち続ける選択肢もあります。
次の上昇トレンドによって、現在よりも高い値段を見られるかもしれません。
SWELL開催前後に売り払うか、将来性を見込んで持ち続けるかの二択になりそうです。
まとめ
イーサリアムとリップルの相場は、ともに今週前半は好調でした。
ラップドXRPの登場により、2つの通貨の将来性が見込めるのも大きいでしょう。
しかしSWELLの開催によって、リップルは逆に売り注文が殺到するかもしれません。
価格の暴落に巻き込まれる前に、対策を決めた方がよいでしょう。
今週のイーサリアムとリップルは似たような傾向でしたが、来週に明暗が分かれる可能性があります。