ブロックチェーン企業「Ankr」が21日に、米IT大手マイクロソフトとの提携契約を明かしました。
Ankrは仮想通貨業界での影響力を強める可能性があります。
またWeb3分野で今後開発される技術も、同社が大きく関わるかもしれません。
今回はAnkrが気になる方のため、同社の概要と、最近の動向をまとめました。
要点
ブロックチェーン企業「Ankr」とは?
Ankrは、ブロックチェーンインフラを提供する企業です。
Web3のオープン化が目的であり、世界のIT文明の未来を切り開こうとしています。
ブロックチェーンのノードに、どこからでもアクセスできるサービスを目指す組織です。
Ankrの開発分野は、Web3に関する多様なものです。
たとえばゲームソフトウェアやステーキング関連システムがあります。
さらに「RPC(Remote Procedure Calls)」も開発しています。
開発者やdAppsを、複数のブロックチェーンにアクセスできるしくみです。
このようにAnkrは、今後Web3に大きく貢献するかもしれません。
仮想通貨「Ankr」も登場
Ankrという仮想通貨もあり、こちらは「ANKRコイン」とも呼ばれています。
この仮想通貨も、Web3での採用を目指したものです。
Ankrがあれば、DeFi(分散型金融)にアクセスできる環境作りにつながるとされます。
仮想通貨としてのAnkrの魅力は、ノード作成プロセスの簡略化です。
仮想通貨取引所Krakenの解説では、わずか数回のクリックで完了可能といいます。
利用者は特定ネットワークの各種サービスのために、月間手数料としてAnkrを払う形です。
以上から仮想通貨のAnkrも、新しいWeb3ネットワーク構築に役立つとされます。
マイクロソフトとの提携が話題に
21日にAnkrは、米拠点の世界的IT企業マイクロソフトとの提携を明かしました。
法人向けノードサービス提供のためです。
マイクロソフトの「Azure Marketplace」を通して提供できるように取り組んでいます。
新ノードサービスの開発では、Ankrのブロックチェーンが関わる形です。
これにマイクロソフトが開発したクラウドシステムを合わせます。
システム運用が始まれば、ブロックチェーンへの高速アクセスに期待です。
マイクロソフトからの信頼を受けたことで、Ankrの今後の動向が楽しみでしょう。
Twitterでは、以下の口コミがありました。
テンセントクラウドとの共同商品開発も
22日には、Ankrとテンセントクラウドの提携もわかりました。
テンセントクラウドはシンガポール拠点で、中国テック企業テンセントのクラウド部門です。
今回の提携にはアバランチやSuiなど複数のブロックチェーン企業も加わっています。
彼らが開発するのは、開発者や企業向けのシステムです。
インフラやツールとして、彼らのノード運用の効率化を目指します。
Ankrはマイクロソフトとの提携でも、ブロックチェーンに高速アクセスできるシステム開発が目標です。
テンセントとの提携でも、開発者や企業の効率的運用のため、新システムに協力するのでしょう。
まとめ
最近のブロックチェーン業界では、Ankrの活躍が目覚ましいといえます。
マイクロソフトやテンセントなど、大手企業との提携が続くからです。
企業によるブロックチェーンへの高速アクセスを見込み、複数の商品開発に協力しています。
Ankrは今後のWeb3業界で見逃せません。
独自のネットワークシステムを生かし、さまざまな商品を生む可能性があります。
今後のAnkrの動向にも注目してください。