ビットコインの週末の動きは、大きな動きなく終始し、先月からの動きと比べ鳴りを潜めた状態となっています。
3月19日から22日にかけ短期のサポートとレジスタンスを2度ブレイクしているのですが、そこから明確な動きを見せていないため、上昇と下落のトレンドラインによる三角持ち合の動きと考えます。
ビットコインの3月22日の概況を分析していきます。
(この記事は、3月22日午前6時に書いています。)
3月19日午前7時からの動き
3月19日は午前9時にいきなり620万円の短期サポートを割るものの、その後すぐに持ち直していきます。
3月20日午前5時には646万円まで上昇、短期レジスタンスをブレイクする動きとなりましたが、上値を伸ばすまでには至りません。
その後下落したあと、3月20日の午後10時には短期レジスタンスを再び発生させずに652万円まで上値を伸ばすも、ここでも中期レジスタンスをクリアできずに再び下落を始めます。
3月21日午後7時の安値607万円まで下落が続き、短期サポートと切り上がってきた612万円の中期サポートをブレイクしますが、ここからは切り返す動きとなり、3月22日の午前7時現在は3月19日の水準に近い630万円で推移しています。
短期サポートと短期レジスタンスが2回ブレイクされたものの、動きに乏しくエネルギーを感じません。
下落トレンドラインと上昇トレンドラインを引いてみると
エネルギー不足の原因は、大きな枠組みでトレンドラインを見るとなんとなくわかります。
上のチャートはドルベースのチャートです。
現在の下落トレンドラインは、3月15日の高値を起点とし、この右下がりのラインをはみ出すと失速の傾向が見られます。
上昇トレンドラインは3月16日の安値を起点とし、3月17日の安値と繋がっている右上がりのラインです。
どちらも価格が少しはみ出していますが、概ねこの範囲内に留まろうとする三角持ち合いの相場です。
短期サポート&レジスタンスは相場がどちらかに動き続ける想定で作っていますので、エネルギー不足の相場に弱いため、少しアレンジするといいでしょう。
エネルギー不足のときは、中期サポート&レジスタンスでロスカットを広く見ておくとパフォーマンスを向上させます。
今日のサポート&レジスタンス
3月21日午後7時にブレイクされた短期&中期サポートは、今の段階ではまだ発生していませんが、本日の午前中に再発生する見込みです。
一方でレジスタンスは中期サポートは殆ど動かず、短期サポートは646万円に発生し、爆発ポイントは672万円とまだ遠い段階です。
三角持ち合いが続いているのであれば、サポート&レジスタンスどちらもブレイクされず、大きな動きは期待出来ないでしょう。
どちらかブレイクした場合、次の動きとなる可能性があり、ブレイクしたあとの勢いが大切です。
まとめ
ビットコインは週末、行ったり来たりする持ち合い相場にになってしまいました。
トレンドラインを引いてみると、三角持ち合いの動きになっています。
この動き通りなら、本日も小動きは続きそうです。
大きな動きでブレイクされた場合は、次の相場がはじまった可能性があります。
勢いを見極める必要があるでしょう。