ビットコインは前日の急落の後、方向感の無い動きで24時間が経過しています。
短時間で下落した後、短時間で戻すのが強い相場の動きですが、6万ドルで何回も弾かれて、
投資家に失望と疲労感が見られるようです。
状態がよく無い中、5月の中旬から6月にかけては、セル・イン・メイが意識されるかもしれません。
ビットコインの5月12日の概況について解説します。
(この記事は5月12日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
5月11日午前7時からの動き
5月11日午前7時の段階で611万円程度で推移していたビットコインでしたが、
前日強かった東京時間は鳴りを潜めます。
午前9時には615万円まで上昇するも、正午には596万円まで下落します。
その後は横ばいでしたが、夜間の短期・中期サポート発生後に少し強さを戻し、
12日午前5時には619万円まで上昇、ただし切り下がって来た短期レジスタンスはブレイク出来ません。
その後は614万円の前日と変わらない水準で推移しています。
日経平均が下落、セル・イン・メイに注意
5月11日は日経平均株価が場中1000円を超す下落を見せました。
ここ数年、大規模な金融緩和が行われ、投資家はリスクに鈍感になっていますが、
セル・イン・メイという相場の格言を少し思い出されたようです。
セル・イン・メイは株の格言ですが、米国の税金還付の時期が要因(今年はコロナで6月ごろまで)であるとされているため、昨年上昇した仮想通貨にも当てはまりそうです。
5月から6月、場合によっては夏にかけて還付資金が無くなり需給が悪化、相場が不安定になる、2021年は前半より後半が難しい相場になる可能性があります。
今日のサポート&レジスタンス
今日の短期のサポート、レジスタンス共にブレイクしやすい位置にあります。
サポートは正午には595万円の位置に上がって来て、深夜からは更に上がる予定です。
レジスタンスは短期レジスタンスが620万円の位置に降りて来ていますので、
午前中にもブレイクできそうです。
もし、短期レジスタンスをブレイク出来ずに、下落していくと危険な兆候になります。
日本時間の立ち上がりに注目です。
まとめ
ビットコインは戻りの鈍い展開に終始しています。
日経平均株価が下落しており、
5月から6月にかけてセル・イン・メイに注意する時期に来ているかもしれません。
本日は日本時間の立ち上がりに注目です。