3月15日に株式会社バンダイナムコ研究所が、ゲーム専用ブロックチェーン「Oasys」への参加を明かしました。
初期バリデーターとして運用に関わる方針です。
2月にはメタバース開発戦略を表明しているだけに、今後ブロックチェーン業界でも注目を受ける可能性があります。
バンダイナムコ研究所のリリースについて、詳細をまとめました。
要点
バンダイナムコ研究所がブロックチェーンのバリデーターに
2022年3月15日に、バンダイナムコ研究所はゲーム特化タイプであるブロックチェーン「Oasys」の初期バリデーターになることを明かしました。
ブロックチェーンの機能に関わる役割を、バンダイナムコが果たすのです。
国内でも有名な企業がゲーム用の分散型台帳技術に携われば、Oasysの信頼性アップにもつながります。
バンダイナムコ研究所はバリデーターとして、Oasysの安定稼働や認知度向上などにつなげる狙いです。
大手ゲームグループの研究所が、ゲーム用の分散型台帳の運用に関われば心強いでしょう。
今後のバンダイナムコやOasysの動向にも期待が持てます。
バリデーターとは何か?
バリデーターとは、仮想通貨やトークンの取引が正当かをチェックする立場です。
仮想通貨やトークンは、取引や送金、管理などの記録がブロックチェーンに刻まれます。
そのデータが妥当であるかの検証を進め、成功すれば仮想通貨による報酬をもらえるしくみです。
一方で検証データに不適切部分が見つかればエラー通知につながります。
以上からもバリデーターは、ブロックチェーンネットワークの健全な管理で欠かせません。
今後バンダイナムコ研究所は、Oasysのブロックチェーンに記録されるデータのチェックを求められます。
取引承認がひとつ成功するたびに、研究所へ報酬が入るしくみです。
これはバンダイナムコグループにとって新しいビジネスともいえます。
ブロックチェーン「Oasys」とは何か?
「Oasys」は、ゲーム特化のブロックチェーンの一種です。
2022年2月8日プレスリリースの時点では、対応ゲームに「BRAVE FRONTIER HEROES」「マイクリプトサーガ」などがあります。
ブロックチェーンを使ったゲームが近年盛り上がっているだけに、今後仮想通貨業界で注目されそうな印象です。
Oasysには以下のメリットがあります。
・高速プレイによりストレスフリーに楽しめる
このようにOasysはゲームをサクサクと進められるのが特徴です。
Oasysの開発元は、2月8日に海外拠点で設立された「Oasys PTE. LTD.」です。
そこではバンダイナムコ研究所社長である中谷始氏も発起人として参加しています。
以上から同社がバリデーターとしてOasysに参加するのは、自然な流れだったかもしれません。
まとめ
株式会社バンダイナムコ研究所が、ブロックチェーンのバリデーターになることがわかりました。
参加先は「Oasys」というゲーム特化型ブロックチェーンです。
こちらは独自の2つのレイヤーを使った独自のアーキテクチャーが特徴で、プレイヤーは高速アクセスが可能です。
仮想通貨の送金手数料であるガス代も無料であるため、サクサクとプレイを進められるでしょう。
バンダイナムコがバリデーターとしてブロックチェーンの機能に貢献してくれるため、信頼度の向上を望めます。
Oasysからは複数の人気ゲームがリリースされているので、気になる方はブロックチェーンゲームのプレイを始めてみませんか。