昨年の記事にはなりますが、仮想通貨市場は10月から12月に価格が上昇しやすいアノマリーがあります。
今回は、仮想通貨投資会社エレメント・デジタル・アセット・マネジメントのレポートを紹介します。
要点
仮想通貨市場は10月から12月に価格が上昇しやすい?
昨年のレポートにはなりますが、仮想通貨投資ファンド、エレメント・デジタル・アセットによると、10月から12月は仮想通貨の価格が上昇しやすい傾向になるとのこと。
今年はあまり話題になっていませんが、昨年の今頃はかなり話題になったレポートでした。
2013年から2017年の4年間、10月から12月の3カ月間は、2014年を除きプラスになるという驚異のパフォーマンスを記録しています。
仮想通貨バブルと言われた2017年の場合、11月から12月は特に価格が暴騰したのは記憶に新しいです。
ただ、昨年はご存知の通り、11月に価格が暴落し、12月には年初来安値を更新。
それにより、今のところ2014年、2018年を除いた年はプラスのパフォーマンスを記録してるといえます。
今年の年末は価格は上昇するのか
そして、気になるのが今年は10月から12月で価格は上昇するのかという疑問。
現段階のチャート形状だけを考えると、暴落により200日移動平均線を下回ったために、まだなんとも言えないでしょう。
ただ、今年全体をみると、3月の安値から50万円高い価格で推移しており、調整を挟んで再び100万円を超えるというシナリオも可能性としてはあり得ます。
いずれにせよ、10月から12月というのは金融市場でも大きく変動するアノマリーがあります(2008年のリーマンショックなど)。
特に11月から12月にかけては、市場が来年の材料を織り込みにいって価格が大きく動く可能性があるので、今後3カ月間は価格動向から目が離せません。
まとめ
昨年のレポートにはなりますが、仮想通貨投資会社エレメント・デジタル・アセット・マネジメントによると、過去5年間、10月から12月の期間は仮想塚投資のパフォーマンスが高いことが明らかに。
それを踏まえると、今年の残り3か月間も注目の期間となりそうです。
昨年は残念ながら11月に価格は暴落してしまいましたが、今年に関してはまだ上昇トレンドの途中にいるとも解釈できるので、年末に価格が回復するか注目となるでしょう。