23日、米国著名アナリストであるブライアン・ケリー氏がCNBCに出演。
普段は強気派として知られる同氏ですが、今回は慎重な見解を述べました。
要点
ビットコインは短期的な調整に?
#Bitcoin is back above $10k, but @BKBrianKelly is feeling a little bearish. Here's why. pic.twitter.com/J5uf9ahq1x
— CNBC's Fast Money (@CNBCFastMoney) August 22, 2019
ビットコインは1万ドルを超えていますが、 ブライアン・ケリー氏は少し弱気です。その理由は次のとおりです。
ブライアン・ケリー氏はCNBCに出演。
そこで同氏は現在のビットコイン相場が短期的に調整する可能性もあると慎重的な見解を述べました。
その要因となるのがビットコインのアクティブなウォレット数。
同氏によれば、6月まで価格は上昇しましたが、その一方、アクティブなウォレットは7月以降減少傾向にあるとのこと。
これは単純にビットコインを使う人が減っているとも考えることができ、弱気材料として指摘しました。
「ビットコイン強気派」としても知られるケリー氏ですが、今回は珍しく慎重な見解を述べています。
パッとしない仮想通貨市場
昨日はイーサリアム・クラシックが上昇しましたが、ケリー氏がし指摘するようにビットコイン、アルトコイン含めた仮想通貨市場は小康状態が続いています。
レンジ相場となる理由はいくつか考えられますが、今年の春から世界経済の不透明感が強まり、今月は米中貿易摩擦が激化したため価格も上昇しました。
しかし、直近の金融市場は一旦の落ち着きをみせており、また仮想通貨市場全体の強い材料も現在はないため、それは市場全体のレンジ相場を生み出しているのかもしれません。
理由は断定的なことはいえませんが、金融市場においては長期休暇のため、例年8月はボラティリティー(変動率)が低下することで知られています。
それを考慮すれば、今年最後の四半期となる9月から12月に市場が再び上昇する可能性があるので、秋までは調整が続くかもしれません。
まとめ
23日、米著名アナリスト、ブライアン・ケリー氏がCNBCに出演。
普段は強気派として知られる同氏ですが、直近でアクティブなビットコイン・アドレスが減少しているとして、短期的に弱気の見解を述べました。
必ずしもケリー氏の指摘が正しいわけではありませんが、直近ではレンジ相場が継続しており、ボラティリティー(変動率)も縮小してきているため、今後まずは上下どちらに動き出すのかには注目したいところです。