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ビットコインが再度100万円割れ!中国取引所BANANSの停止とアメリカの規制が原因?

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3月9日のビットコイン円相場は一時90万円の安値をつける軟調な展開となりました。


(チャート:みんなの仮想通貨 https://cc.minkabu.jp/pair/BTC_JPY)

本日はビットコイン下落の要因をまとめ、今後の下値メドも紹介いたします。

 

BAINANSでハッキング?現在は中国の取引所がアクセスできない状態に

7日ごろ、ネットでは中国最大の取引所BAINANSがハッキングされ、アルトコインが売られたとのうわさがネットに流れました。ハッキングされたのは確かですが、その後の状況は情報が交錯しており、真相はまだわかっていない状態です。

このニュースが流れた時間と、下落のタイミングがおおよそ一致していることから、保有者の不安感から価格が下落したと言えるでしょう。

また、本日9日の時点で中国国内からBinance、Bitfinex、gate、Bitmexといった取引所へのアクセスが遮断されているという情報もあります。ちなみに、筆者のBAINANSアカウントではログインすることができました。中国国内のアクセスはハッキングが原因でなく、中国当局の規制の可能性が高いと思われます。

しかし、BAINAS CEOの公式Twitterアカウントではハッキング取引を無効化し、現在は取引ができるとツイートもしています。

Binance は、すべての不規則な取引を無効化しています。 すべての預金、取引、撤退が再開されます。 すぐに何が起こったかのより詳細なアカウントを記述する予定です。興味深いことに、ハッカーは、この試みの間にコインを失いました。 我々は Binance 慈善団体にこれを寄付します。

まとめると、BAINANSハッキング騒動はいったん、おさまり一過性だった可能性が高いでしょう。しかし、ビットコインの価格が下落しているうちは一応注意しておきたいことでもあります。

また、中国国内のアクセス禁止も気になるニュースなので、今後の動向をチェックしておきたいですね。

参照記事

https://jp.cointelegraph.com/news/binance-reverses-irregular-trades-resumes-trading-amidst-community-confusion-about-hack

 

米国証券取引委員会(SEC)が取引所規制に動いた?

バイナンスのハッキング事件が報道されてた同じ7日にアメリカで米国証券取引委員会(SEC)が「仮想通貨取引所はSECに登録する必要がある」と公表したニュースも流れました。

SECとは日本では役割的に証券取引等監視委員会(SESC)と同じ立ち位置です。SESCは金融庁の管轄下で金融取引を監視している組織です。つまり、SECは連邦政府のもとで金融取引を監視している組織ということですね。

7日から9日までの間に、そのほかの主だったコメントは確認できてませんが、米国証券取引委員会(SEC)の「仮想通貨取引所はSECに登録する必要がある」という発言は、裏を返せば「SECに登録していない仮想通貨取引所は罰則を受けるべきだ」と同じ意味です。

このニュースが報道されてからか仮想通貨が大きく下げ始めたのと、7日から8日はNY時間に入ってから下げが加速することがあったので、現状、この暴落の要因はアメリカ政府の仮想通貨取引所規制発言の可能性が高いといえるでしょう。

 

まとめ~今後~

BAINANSのハッキング騒動は解決した可能性が高いですが、中国国内のアクセス規制は不穏な動きなので、引き続き注視したいですね。

また、米国証券取引委員会(SEC)の規制は、短期的にみればネガティブな要因ですが、長期的にみれば相当ポジティブなニュースです。なぜなら、もし米国の取引所がSECに登録されるのであれば、政府が仮想通貨取引を公認したことと同じ意味になるからです。

以前、サークル社に買収された取引所ポロニエックスは近々、「SECに登録される公算が高い」とニューヨーク在住の証券アナリスト広瀬氏はコメントしています。

参照:http://markethack.net/archives/52071449.html

ただ、現時点では規制がどうなるかわからず、先行きの不透明感で売られている状況でしょう。また、隠れた他の要因もあるのかもしれません。

チャート的には88万円・60万円近辺・45万円が今後の展開を左右するテクニカルポイントとなります。

 

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