先週、英有力紙「インディペンデント」が報じたことにより、仮想通貨関係者からも注目されるようになった「ブレグジット」。
今回はブレグジットや「合意なき離脱」についてわかりやすく解説します。
要点
ブレグジットって何?
先週末、英主要メディアである「インディペンデント」がブレグジットについて報じたことにより、直近で仮想通貨関係者でもブレグジットが注目され始めています。
ブレグジットは、英国がEUを脱退することを意味する造語です。
ブレグジット(Brexit)・・・Britain(英国)とexit(離脱)を掛け合わせた造語。イギリスがEUを脱退することを意味する。
イギリスはヨーロッパの中でも独自通貨「ポンド」をもち、経済的にも歴史的にも大きな影響をおよぼす国です。
簡単にいうと、そのイギリスがEUを離脱するにあたり、条件などで双方がもめているというのが現在の状況です。
合意なき離脱の可能性・ビットコインに影響を与える可能性も
もうひとつ押さえておきたいのが、メディアでよく使われる「合意なき離脱」という言葉。
これは、イギリスがEUとの交渉を無視して、強制的に脱退することを意味します。
そして、先日ボリス・ジョンソンという人物が首相に就任したことにより、10月31日までにイギリスは合意が「あっても・なくても」EUを離脱することが予定されています。
「合意なき離脱」になった場合、簡単にいうとイギリス、EU双方にとって大きな経済的混乱が起きると懸念されています。
「合意なき離脱」ならイギリスは食料不足に見舞われる
「合意なき離脱」をすると何が困るのか。誰もあいまいにしか答えられなかったこの問いに、危機感を募らせる英食品業界が答えたhttps://t.co/Jh6QuXJ8TX#ブレグジット— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) August 13, 2019
上記記事のように、合意なき離脱が起きれば、食料不足や物価の高騰、加えて法定通貨「ポンド」の急落などが懸念材料に。
そこで、EUともイギリスとも関係のない「ビットコイン」が注目され始めているのです。
日本にいてはあまり実感がわきませんが、自国の通貨が暴落するかもしれない、食料不足が起きるかもしれないという状況になった時、万が一のために世界で使える通貨を持っておきたいとうのは想像したらなんとなくわかりますね。
まとめ
先週、英有力紙「インディペンデント」が報じたことにより、仮想通貨関係者の中でもブレグジットが話題に。
同メディアの報道によれば、ブレグジットが起きた際、ビットコインは前例のない暴騰に見舞われると述べています。
また、直近では英国以外でも米中貿易戦争など、世界情勢の悪化続いているので、今後の動向は引き続き注目となるでしょう。