ビットコインの半減期まで残り一週間を切った為か、日本ではビットコインに関心を示す人々が増えてきましたね。
それは海外でも同じで、ビットコイン半減期の検索数が急速に上昇してきています。
そこで今回は、Googleトレンドのデータから判明したビットコイン半減期の検索ランキングを発表していきます。
最も検索していたのは意外な国だった
Googleトレンドでは、どの期間にどのワードがどれだけ検索されたのか国別で見ることが可能です。
そこで今回は、ビットコイン半減期の検索がどれくらい検索されたのか国別で調べてみました。
尚、ビットコイン半減期は海外ではBitcoin halvingと呼ばれていますので、そちらのワードで検索をしています。
対象期間は4月29日~5月6日の検索結果です。
なんとナイジェリアが一位という結果になりました。
多くの方はシンガポールやアメリカがトップに君臨しているだろうと予想していたはずなので、かなり驚いたのではないでしょうか。
とは言え、ナイジェリアが一位になったのには、相応の理由が存在しています。
その理由は、自国の通貨に危機が迫っているということです。
ナイジェリアはここ数年、毎年10%以上のインフレを起こしています。
更に、政治への不信が高まっていることで、いつナイジェリアの通貨が暴落を起こしてもおかしくはありません。
日本では考えられないかもしれませんが、ナイジェリアでは自国の通貨よりもビットコインの方が安全だと考えている人もいるのです。
そのような背景がある為、ナイジェリアではビットコイン半減期に関する検索が非常に多いのでしょう。
先進国では、まだ投機の感覚でしかビットコインは購入されていませんが、ナイジェリアのように通貨や資産を守る手段として購入している層が今後も増えていけば、更なるビットコインの価値の上昇が見込めるかもしれません。
2位以下も相応の理由があった
ナイジェリア以外の国についても、検索数上位に来る理由がしっかりと存在しています。
例えば、2位のオランダは、国内最大手の銀行が仮想通貨カストディサービスを開始しようとしていたりと、国全体で仮想通貨への興味を示している傾向があります。
銀行がサービスを始めるのであれば、その投資商品の信用性は高いと判断するでしょうから、2位に入るのも頷けます。
また、3位のスロベニアも、我々が思っている以上に早期の段階から仮想通貨を決済手段として取り入れている企業があるそうなので、検索数上位に入っているのもおかしくはありません。
スイスはブロックチェーンだけでなく、全ての分野において常に最先端を走っている国なので、ランク入りしているのは誰しもが納得できるでしょう。
5位はキプロスですが、キプロスと言えばギリシャ危機の影響をもろに受けた国である為、国全体が資産を保管する手段としてビットコインに注目しているのかもしれませんね。
このように、ランク入りしている全ての国において、仮想通貨の需要があることは間違いありませんので、ビットコインの半減期が来ることによってより一層世界からの注目が集まると考えられるでしょう。
ちなみに、アメリカは人気度40と、今回ランク入りした国のおよそ半分程度でした。
英語圏以外にも期待
今回調べたのは英語圏のみの結果です。
仮想通貨と言えば、やはりアジアが本命といっても過言ではありません。
中国や韓国、日本はそれぞれ自国の言語で検索を掛けているでしょうから、もしかしたら今回ランク入りした国よりも検索をしていた可能性は十分に存在しています。
日本は仮想通貨の悪いイメージが蔓延しているものの、今回のコロナショックで株に興味を持ち始めた一般人が大幅に増加しています。
その流れで、仮想通貨にも興味を示す人が出てくることに期待ができるでしょう。