ビットコインは先週過去最高値を更新しましたが、その後の反動が目立った印象です。
高値更新と聞いて、利益を確保しようと売り注文が殺到したからでしょう。
しかし今週の始めは早速価格を大きく回復させ、さらなるインパクトも狙えそうです。
先週の値動きを踏まえて、今週の価格予測をしてみました。
記事を読めば、これからビットコインを買うべきか、または売るべきかのヒントがわかるでしょう。
要点
先週は過去最高値更新も反動が目立つ
まずは先週のビットコインの値動きを見てみましょう。
GMOコインの販売所における日足チャートで紹介します。
先週は月曜日の8日の価格上昇が目立ち、10日で過去最高値を更新しました。
値上がり自体は6日から連続しており、このときの始値は681万5595円です。
10日の最高値は772万2963円まで到達しています。
6日からの5日間で、最大約13.3％の上げ幅です。
先週前半はビットコインの好調が目立ち、今後どこまで伸びるかが争点だったでしょう。
しかし過去最高値を更新すると、反動が出始めました。
10日～12日にかけて値下がりが連続したからです。
10日の始値は749万3009円でした。
12日の終値は720万7037円になっています。
値上がりが始まった6日時点より高い水準は守りましたが、この3日間の値下がりで、それなりの損失を受けた方もいるでしょう。
これは過去最高値更新のニュースを聞いて、利益確定を狙った売り注文が殺到したからと考えられます。
しかし今週に入った15日には744万9154円の高値を記録し、回復基調が見られます。
価格上昇の反動には常時注意が必要ですが、引き続き好調を守っている印象です。
今週も好調ムードだが、米ではネガティブ報道も
ビットコインは15日に744万9154円の高値を記録しており、今週も価格を伸ばしそうです。
先週の終わりである14日の終値は721万2500円なので、再び飛躍的な価格上昇を見せています。
10日からの反動落で幾分かビットコインが安くなり、強気の情勢が再び支配したのでしょう。
このことから、今週も過去最高値のニュースが出る可能性があります。
ビットコインは9月末から上昇トレンドが続いており、10月から過去最高値更新が相次ぐ状況です。
仮想通貨全体の景気が良いことから、初心者の参入や大口投資家の攻勢など、前向きな考えが広まっているでしょう。
以上から今月の後半にかけては、ビットコインが価格を伸ばし続けそうです。
しかし12日に気になるニュースがありました。
米証券取引委員会（SEC）が、審査中だったビットコイン現物投資関連ETFを上場させない方針を決めたのです。
これは米資産運用会社であるヴァンエックによる2020年12月申請に対する判定です。
ビットコイン関連のETFの取引自体は、2021年10月からニューヨークで始まっています。
しかし実際に取引を認められたのは現物投資ではなく、先物取引に対するETFで、正確には対象となる市場が異なります。
未だに上昇トレンドが続くビットコインですが、ETFの非承認例が出たことで、少しネガティブな影響があるかもしれません。
このようにニュースによっては、ビットコインの市場を大なり小なり揺るがすでしょう。
まとめ
ビットコインの好調は、今週も変わらず続きそうです。
ただ米で現物取引対象の関連ETFが承認されなかったニュースがあり、下落の警戒は少し必要でしょう。
それでも今週の始まりである15日の値上がりが力強く、上昇トレンドの継続を予感させます。
先週は過去最高値更新とその反動が目立ちましたが、今週も長期的な上昇トレンドを守り続けるでしょう。
このタイミングでは新規購入をしたり、仮想通貨を持ち続けることが望ましそうです。
しかし値上がりを待ちすぎて、暴落に巻き込まれてもいけないので、タイミングを見て売り注文に出る選択肢ことも考えましょう。
