年始から順調に価格を伸ばしていたビットコインですが、24日以降は2018年の暴落を思い出すかのような動きを見せています。
暴落しているのは仮想通貨だけではありません、日経平均やダウ平均など、株も大暴落しています。
この世界的な暴落の原因は、コロナウイルスの蔓延だと言われていますが、果たして本当にそうなのでしょうか。
今回の記事ではその真意に迫っていきます。
目次
ビットコインが100万円を切る
年始は70万円台だったビットコインが、2月に入り一時114万円に到達するという順調な滑りだしだった今年の相場ですが、早くも雲行きが怪しくなっています。
2月24日以降、3日連続で価格の下落が続いており、ついに26日には100万円を切る事態に陥りました。
価格が暴落しているのはビットコインだけではありません。
アルトコインや草コイン含めて、ほぼ全ての仮想通貨において価格の下落が続いております。
主要アルトコインも例外ではなく、リップルに至っては今月の最高価格よりも30%減という悲惨な落ち方をしています。
ビットコイン建てで見てもかなり減少している為、ビットコインドミナンスは再び65%台まで回復することになりました。
巷ではアルトコインのターンが来たと囁かれていましたが、ひとときの夢で終わってしまうのでしょうか。
暴落したのは仮想通貨だけではない
今回の暴落は仮想通貨だけに限ったことではありません。
日経平均やダウ平均も同じく大幅な下落を起こしているのです。
この世界的な暴落の原因は、今流行しているウイルスによるものでした。
コロナウイルスが世界に打撃を与える
現在、アジアだけに留まらず、世界中で猛威をふるい続けているコロナウイルス。
連日ニュースで報道されている影響か、外を出ると至る所でマスクを着用している人を見かけます。
その影響でマスクが暴騰したり、輸入がしづらくなり品薄の商品が増えたりと、日本に与える影響は計り知れません。
このコロナウイルスが世界的な株や仮想通貨の価格暴落の原因になっていると言われています。
しかし、コロナウイルスが流行り始めたのは先月下旬頃です。
何故今頃になって価格に影響を及ぼすようになったのでしょうか。
その答えは、コロナウイルスがアジアだけに留まらず、ヨーロッパなどにも進出したからでした。
イタリアでも猛威を振るうコロナ
ヨーロッパの国イタリアでもコロナウイルスが蔓延しており、下手をすると日本より危機的状況にあります。
イタリアでは現在400人以上の感染者数を出しており、今後も世界中に広がっていくものと見られます。
今まではアジア圏内の問題だと思われていたコロナウイルスが世界に広まったことで、世界的に経済が滞ると見た投資家が一斉に手持ちの資産を現金に換えだしたのです。
今回の全面安は、そんな投資家達の保身の結果だと思われていますが、一方でとある疑問も浮かんでくるのです。
コロナウイルスは仮想通貨にとって追い風になる可能性が
コロナウイルスは経済が滞る原因になるので、株にとっては確かに脅威になります。
しかし、仮想通貨に至ってはむしろ追い風になる可能性があるのです。
その理由は、コロナウイルスが紙幣や硬貨を通じて感染する恐れがあると懸念されているからです。
中国では、紙幣を媒介にしてコロナウイルスが感染すると言われているので、紙幣を除菌するのが流行っています。
そして、日本でもUFJ行員が紙幣や硬貨でコロナに感染したのではないかと言われています。
確かにお金は延々人の手を循環するので、病原菌の媒介となってもおかしくはありません。
なので、これからは今までキャッシュレスを避けていた人達もキャッシュレス化せざるを得ない状況になっていきます。
その段階で、ビットコインは大きく注目を浴びる可能性があるのです。
冷静に考えるとコロナウイルスがビットコインへの直接的な悪材料になりえる要素はあまりありません。
つまり、今回の仮想通貨の下げは株の暴落に釣られた心理的なものであり、コロナウイルスがビットコインの下げに関係がないと周囲が思い始めれば再び価格が回復する可能性は十分あるのです。