仮想通貨決済サービスのCrypto.comと大手宿泊施設予約サイトのBooking.comが提携をすると発表しました。
Booking.comは最も利用されている宿泊予約サービスのひとつで、世界中のユーザーが利用しています。
現在はコロナの影響で旅行や出張が抑制されていますが、本格的に旅客が回復し始めた場合、仮想通貨の利用が急増するのではないかと予想されています。
Booking.comがCrypto.comと提携
仮想通貨決済サービスのCrypto.comは、Booking.comと提携したことを発表しました。
この提携により、Booking.comからホテルを予約することで、最大25%の割引を受けることができます。
現時点では、割引対象となっているホテルは一部のみとなっています。
また、割引以外にもキャッシュバックやラウンジサービスの利用など、様々な特典もあるようです。
仮想通貨浸透に繋がるか
過去にも、仮想通貨サービスと提携をした企業はたくさんあります。
しかし、そのほとんどは従来の決済のほかに仮想通貨決済が利用できるようになるだけといった内容で、ユーザー側にとって特にメリットはありませんでした。
ですが、Crypto.comとBooking.comの提携には、宿泊料金の割引や追加特典といった付加価値が備わっています。
その為、仮想通貨を利用して決済をするメリットが生じています。
今まで仮想通貨に興味がなかったユーザーも、メリットに惹かれて仮想通貨決済を利用する可能性があるので、非常に有意義な提携と言えるでしょう。
ホテル予約サービスが仮想通貨発展のカギになる
仮想通貨と宿泊予約サービスが提携したのは今回が初めてではありません。
去年の7月には、大手宿泊サイトExpediaも仮想通貨決済を導入しています。
BookingとExpediaはどちらも世界中で利用されているサービスですから、ホテル予約サービスを中心に仮想通貨が発展していく可能性も十分考えられます。
特にビットコインのような、利用者が増えるほど信頼性も高まる性質の仮想通貨は、かなり恩恵を受けることでしょう。