バイナンスの創業者件CEOであるCZ氏は、ツイッターでマイニングプールを始動させたことを報告しました。投稿された画像にはバイナンスのマイニングプールとして初めてビットコインの生成に成功した証拠が掲載されています。
要点
バイナンスのマイニングプールがついに始動
ロシアのニュースサイトであるコインライフは、バイナンスがマイニングプールを開始すると3月末の時点で報じており、これに対してCZ氏はツイッターでその事実を認め、2020年の第二四半期(4~6月)を目処に開始する予定であることを明かしていました。
そしてビットコインの半減期目前となる4月24日、CZ氏はバイナンスとして初のマイニングが成功したことを報告しました。
バイナンスが初めて成功したマイニングは627,434ブロックで、採掘したマイニングプールの名前はUnknown(不明)となっています。
このマイニングプールは現状ベータ版として稼働しているが、近いうちに本格的に稼働するとCZ氏は語りました。
The first block ever mined by the @Binance Mining Pool. Still in closed-beta. Going live soon.
As always, LOWEST FEES of any mining pool.
If you wish to join, email: poolvip@binance.com pic.twitter.com/uewbRM6UIy
— CZ Binance 🔶🔶🔶 (@cz_binance) April 24, 2020
バイナンスのマイニングプールによって初めて生成されたブロックです。今はクローズドなベータ版ですが、まもなく本格稼働されます。
どのようなマイニングプールよりも低料金です。
参加したい場合はEメールに連絡をください。
バイナンスは既にマイニングに関する専門家を迎え入れており、その中には過去に大手マイニング企業Bitmainで働いていた従業員も含まれるそうです。
マイングプールとは?
マイニングプールは、複数の採掘者(マイナー)が協力してマイニングをする仕組みのことです。
マイニングが成功すると現在はブロック報酬として12.5BTCが得られますが、一般的にマイニングプールに参加した参加者の貢献度によってブロック報酬が分配されます。
大手仮想通貨取引所としてマイニングプール事業に参加するのはバイナンスが3番目で、OKExやHuobiは昨年からマイニングプール事業を開始しています。
積極的に事業拡大を進める
バイナンスはこの他にも仮想通貨相場サイトCoinMarketCapの買収や韓国市場への進出、新たな独自ブロックチェーンの提起など、新型コロナで世界経済が著しい影響を受ける中事業の拡大を続けている。
実際バイナンスの出来高は絶好調で、先物市場で首位を取るなどその勢いは衰えていない。またトラフィック量も5倍以上増え、過去3ヶ月の取引量によって焼却される独自コインBNB(バイナンスコイン)の焼却量も過去最大となっています。
パンデミックは過去に例を見ないほど大きな影響を及ぼしていますが、ビットコインなど一部の仮想通貨は安全資産へと移り変わる非常に重要な局面に立たされているように見えます。
バイナンスは取引所や先物、相場サイトなど仮想通貨に関連するものであれば何でも上位に食い込む仮想通貨界隈の巨人です。新たに開始するマイニングプールでも大きな期待の目が注がれているのは間違い無いでしょう。