ビットコイン、310万円台突破の急伸！イーサリアムは1800ドル目前まで反騰
要点
・ビットコイン、米国株がともに続伸
・特に最大のアップグレードを控えたイーサリアムはBTCに先んじて直近高値を更新した
29日のビットコイン価格は
最高320万円、18時現在で317万円台まで
上昇しました。
27日発表の米連邦公開市場委員会（FOMC）後の
パウエル議長会見では、
以前までの会合に比べ
ハト派（中立的）な言及があり、
将来的な金融引き締めの緩和を示唆したことが
材料視されたとも考えられています。
なおCoinglassのデータでは、
デリバティブ（金融派生商品）市場では、
過去24時間（28日夜時点）で
9万人弱のトレーダーの
ショートポジションがロスカットされた模様。
ブロックチェーン史上最大規模のアップグレードである
The Merge（ザ・マージ）を控えるイーサリアム（ETH）は、
BTCに先んじて直近高値を更新。
6月の急落前水準となる1,792ドルをマークしました。
イーサリアム財団の最新のアナウンスによれば、
今後のイーサリアム開発が順調に進んだ場合、
最終テスト段階のドレスリハーサルとして、
8月6日から12日にかけて
GoerliテストネットとPraterテストネットが統合（マージ）され、
その後いよいよ9月19日にメインネットでの
「The Merge（ザ・マージ）」が実装される予定です。
■ネットの反応
日本株・米国株ともに続伸。
ビットコインも伸びを見せた一週間となりました。
エルサルバドル、国債の買戻しを計画中
要点
・エルサルバドルのブケレ大統領は国債を買い戻す計画を発表
・同大統領は「政府が国債を購入し始めれば市場価格は上方に動くだろう」と推測
エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は27日、
国債を買い戻すことを計画していると発表しました。
これに関連して2つの法案を議会に提出するといいます。
ブケレ大統領は次のように説明しました。
「2つの法案を議会に提出する。
これらの法案の目的は、
2023年から2025年を期限とする
エルサルバドル国債の保有者全員に対し、
それぞれの取引時の市場価格を問わず、
透明性があり公的で、
自発的な購入提案を行うための資金を確保することだ。」
また、「メディアの報道に反して、
エルサルバドルは期日までに
すべての債務を支払うことができるだけの流動性を有しており、
その量は2025年までの自国債務を
すべて前払いするにも充分だ」と続けています。
2023年と2025年が期限の国債は、
合わせて約2,200億円（16億ドル）発行されている。
これをすべて買い戻すかどうかは不透明な状況です。
国債の買戻しは、諸手続きを済ませた後に
6週間後から開始し、
市場価格での購入になる予定とのこと。
ブケレ大統領は、
エルサルバドル政府が国債を購入し始めれば、
「おそらく市場価格は上方に動くだろう」
とも推測しています。
アレハンドロ・ゼラヤ財務相は、
買戻し資金について、
国際通貨基金から分配される特別引出権、
多国間資金、
中央銀行との新たな債券取引などにより
調達すると説明しました。
エルネスト・カストロ議長によると、
法案は8月2日頃にエルサルバドル議会に
提出される見込みです。
エルサルバドルは一院制であり、
ブケレ氏の所属政党が
3分の2の多数を占めていることから、
速やかに可決する可能性が高いと予測されています。
現在、エルサルバドルの国債は低水準で取引されています。
今回の法案についてはアナリストの間から
「もし提案が信頼されれば価格も回復する可能性がある」
「下落を抑え、デフォルトの懸念を緩和する効果が大きい」
との意見も挙がっているところです。
一方で「時間稼ぎ」である可能性があるとの見方もあります。
今回の記事のまとめ
■『ビットコイン、310万円台突破の急伸！イーサリアムは1800ドル目前まで反騰』について
・ビットコイン、米国株がともに続伸
・特に最大のアップグレードを控えたイーサリアムはBTCに先んじて直近高値を更新した
■『エルサルバドル、国債の買戻しを計画中』について
・エルサルバドルのブケレ大統領は国債を買い戻す計画を発表
・同大統領は「政府が国債を購入し始めれば市場価格は上方に動くだろう」と推測
NYダウは続伸して前日比332＋で推移しています。
それに伴い、ビットコインや日経平均株価も伸びを記録した週となりました。
