ビットコイン、2021年の利益を全消し!しかし「史上最大のbid」 観測
要点
・20日から現在にかけたビットコインの急落で、2021年で得た分の利益は全消しされた
・しかしバイナンスのオーダーブックによると「反発が起きやすい状況にある」とされている
ビットコインが3万ドルを割り込んだことで、
2021年の上昇分がほとんど失われる事になりました。
しかし、歴史的には
希望の兆しが見えてきているようです。
仮想通貨取引所バイナンスのオーダーブックでは
BTC/USDがこれまでにないほどの
サポートゾーンに達したことを示しています。
ただし、短期的にこのような大きな下落は
投資家を不安にさせていますが、
観測された過去最大の「Bid」によって、
この不安が解消されるかもしれません。
モニタリングソースである
マテリアル・インジケーターの作成者
「マテリアル・サイエンティスト」は20日、
ビットコインは現在、
空前の需要に支えられていると明らかにしました。
「大規模なFUD(恐怖・不安・疑念)が起きているようだ。
そのため、今後上昇する可能性が高い」
とコメントしています。
しかしビットコインが現在の水準を上抜けるという指摘は
トレーダーにとっては信用されておらず、
今後は24,000ドル、さらには14,000ドルの
「ハルマゲドン・シナリオ」がネット上で出回っています。
ただ、バイナンスのオーダーブックからは、
現在の価格と35,000ドルの間にはレジスタンスがなく、
反発が起きやすい状況にあることが示されています。
■ネットの反応
現在、ビットコイン価格は前日から反発してはいます。
米議会で「仮想通貨の犯罪利用を抑止するには?」と議論
要点
・米連邦議会で、ランサムウェアに関する公聴会が開催
・「サイバー犯罪に仮想通貨が使われることを防止する方法」が話し合われ、提案がされた
米連邦議会で、ランサムウェアに関する公聴会が開催。
その中でサイバー犯罪に仮想通貨が使われることを
防止する方法についても提案がなされました。
今回の下院エネルギー・商業委員会に属する
分科委員会の公聴会では、
何人かの証言者が、
仮想通貨の犯罪利用を抑止する方法について言及。
証言者の一人で、マイクロソフトの顧問弁護士である
Kemba Walden氏は、
ビットコインとその匿名性が
多くのランサムウェア攻撃で果たした役割に言及し、
「(仮想通貨の)テクノロジーが
こうした犯罪の原因となっているわけではない」
と強調しました。
また
「規則を遵守する仮想通貨業界の関係者は、
ランサムウェアの脅威を排除するために熱心だ」
とも指摘しています。
Walden氏は不正収益の流れを説明し、
犯罪者が身代金として得た仮想通貨を
取引所に預ける時や、法定通貨に交換する時が、
もっとも取り締まりを行いやすいとしました。
つまり、犯罪者が
仮想通貨の取引プラットフォームを利用するタイミングです。
Walden氏は、次のように説明しています。
「ウォレットサービスプロバイダーや仮想通貨取引所の中には、
効果的な取り締まりを望まない、
あるいはできない管轄区域に存在するものがある。
ランサムウェアで得た不正な収益の流れは、
こうした業者が支えている。
民事訴訟、刑事上の差し押さえ、規制強化、
国際的な協力を連携して行っていくことで、
不正資金の流出プロセスを阻止することが可能だ。」
またセキュリティ&テクノロジー研究所のCEO、
Philip Reiner氏は、
「仮想通貨それ自体が、必ずしも問題であるわけではない」
としました。
「必要なのは、各国政府が顧客身元確認(KYC)
および反マネロン対策(AML)ルールを
より広く遵守させること」
と提案しています。
今回の記事のまとめ
■『ビットコイン、2021年の利益を全消し!しかし「史上最大のbid」 観測』について
・20日から現在にかけたビットコインの急落で、2021年で得た分の利益は全消しされた
・しかしバイナンスのオーダーブックによると「反発が起きやすい状況にある」とされている
■『米議会で「仮想通貨の犯罪利用を抑止するには?」と議論 』について
・米連邦議会で、ランサムウェアに関する公聴会が開催
・「サイバー犯罪に仮想通貨が使われることを防止する方法」が話し合われ、提案がされた
本日21のビットコイン価格は反発して、19時20分現在では346万円まで戻しています。
一部で「今度は2万ドルを割る」といった悪夢のシナリオも憶測されているようですが
しばらくはその心配はなさそうです。