ビットコインのマイニング収入減を補うため、世界中でGPU価格が下落
要点
・ビットコインのマイニング収入は、 2021年10月25日のし上最高値以来、9カ月間で79.6%減少。
・カードメーカーが世界中で操業を再開したことで、GPUの価格は大幅に下落。一部は定価割れ販売へ。
ビットコインのマイニング収入は、
2021年10月25日に
7440万ドルの史上最高値を記録して以来、
9カ月間で79.6%減少しました。
さらに、世界的なチップ不足とコロナウイルスの大流行により、
マイニングリグの最も重要な部品である
グラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU)の
価格が高騰し、
マイナーの収益にさらに影響を及ぼしました。
カードメーカーが世界中で操業を再開したことで、
GPUの価格は大幅に下落。
一部のカードは希望小売価格を
下回る価格で販売されています。
5月だけでも、供給が市場の需要を上回ったため、
GPU価格は平均で15%以上下落しました。
さらに、最近のGPUの流入により、
セカンダリーマーケットの売り手は、
中古マイニングリグの法外な価格を下げざるを得なくなりました。
さらに、GPU価格の急落は、
小規模なマイナーがより強力で
効率的なマイニング機器を調達する機会を与えました。
1秒間に203.6エクサハッシュという
低いハッシュレート要件と相まって、
マイナーはビットコインブロックチェーン上の
ブロックをうまく採掘するために、
より低いコンピューティングパワーで可能となりました。
■ネットの反応
GPUの価格下落は、主にゲーマーなどの非投資家ユーザーから
歓迎されているようです。
アメリカ、ロシア仮想通貨マイナーとの関係を断つよう日本に要請か
要点
・アメリカは日本政府に対し、仮想通貨取引所やマイニング事業者がロシアとの関係を断つよう圧力強化を要請
・シベリアのイルクーツク地方を拠点としている仮想通貨マイニング事業を停止させることが狙い
米国は日本政府に対し、仮想通貨取引所や
マイニング事業者が
ロシアとの関係を断つよう
圧力を強化することを要請しています。
フィナンシャルタイムズが報じました。
関係筋によると、米国の外交官は、
日本で公式認可されている
仮想通貨取引所のうち幾つかが、
まだロシアで事業を行っていることを指摘し、
関係を断つよう日本政府に要求したと伝えられます。
シベリアのイルクーツク地方を拠点としている
仮想通貨マイニング事業を
停止させることが狙いだとのとこです。
また、日本のいくつかの取引所に近い情報筋は、
日本の金融庁も、
その監督下にある取引所に対して、
ロシアのマイニング事業との関係を
すべて断つよう要請したと述べました。
今回の記事のまとめ
■『ビットコインのマイニング収入減を補うため、世界中でGPU価格が下落』について
・ビットコインのマイニング収入は、 2021年10月25日のし上最高値以来、9カ月間で79.6%減少。
・カードメーカーが世界中で操業を再開したことで、GPUの価格は大幅に下落。一部は定価割れ販売へ。
■『アメリカ、ロシア仮想通貨マイナーとの関係を断つよう日本に要請か』について
・アメリカは日本政府に対し、仮想通貨取引所やマイニング事業者がロシアとの関係を断つよう圧力強化を要請
・シベリアのイルクーツク地方を拠点としている仮想通貨マイニング事業を停止させることが狙い
週明けスタートのビットコインは280万円台です。
前日比では-2.36 %ほどの下落ですが、まずまずの出だしでしょう。