ビットコイン価格が急落!? 利益を確定する動きが広がる自体に
要点
・ビットコインの価格が大きく急落している
・長期的な調整局面に入る可能性がある
11日、仮想通貨市場でビットコインの価格が急落しました。
アルト市場も連れ安し、全面安の様相となりました。
ビットコインは一時、約420万円の大台に到達しましたが、
テクニカル的な節目を維持できず、反落しました。
一時360万円台まで下落し、前日比13%となっています。
これにより、急ピッチな価格高騰で含み益が膨らんだ投資家を
中心に、利益を確定する動きが広まっているようです。
また、ビットコインの価格上昇時に要因とされていた
米国債利回りの上昇やそれに伴うドルの上昇も、
下落要因として意識されているようです。
専門家の見解は?
著名経済アナリストのトム・リー氏は、
今回のビットコイン価格急落について、見解を語りました。
2021年のボラティリティが高く、極めて警戒感が高い状況と解説した上、
投資家は市場が一度暴落してから大幅反発し、
過去最高値を更新するシナリオに備えることを推奨するコメントを出しました。
トム・リー氏は、
「ビットコインはハイパーボラティリティの資産で、
我々投資顧問企業Fundstrat Global Advisorsの今年の展望としては、
株やビットコインなどのリスク資産は、1月末〜4月の間でピークを迎え、
S&P500指数が4,000ドルに達する。
仮にS&P500が10%ほど下落すれば、
ビットコインはおそらく40%〜50%の下落幅になり得る。」
と、述べました。
ビットコインの大幅調整の可能性について、
このような調整幅は仮想通貨では珍しいものではないと指摘しました。
その上で、
「2020年にも、コロナショックなど同じような時期があった」
と、指摘しました。
暴落はするが、市場回復によってビットコインが
今年で300%以上の上昇率に達成することは
見込めると見込んでいるようです。
■ネットの反応
今回の急落は「やっぱりな」と思っている方が多くいました
また、ビットコインの価格が高くなっていることもあり、
手を出す人が少なかったせいか、損失を出した方は
そんなにいない様子でした
急落したビットコインは、しばらく調整期間が続く!?
要点
・ビットコインの価格急落はマイナーがビットコインを大量に売却していることが原因と指摘される
・一部のトレーダーは短期的に大きな調整があると予想
仮想通貨データ分析を手掛けるクリプト・クオントによると、
今回の急落は、マイナーがビットコインを
大量に売却していると指摘しました。
マイナーの売り圧力が高まっている事が背景にあり、
こうした大量売却は今後、長期的な調整局面に
入る可能性が出ているようです。
また、一部のトレーダーは短期的に大きな調整が
あると予想しているようです。
仮想通貨トレーダーのエドワード・モーラ氏は
3万6000ドル前後まで下落すると見ているようです。
また、ビットコインチャートを提供するウェブサイト
Look into Bitcoin創設者のフィリップ・スウィフト氏は
「私はビットコインが30%も暴落するとは考えていない。
私が予想していた価格上昇率は近く、緩やかになるだろう」
と、ビットコインが大幅に下落する可能性は低いが、
上昇率も低いと主張しました。
今回の記事のまとめ
■『ビットコイン価格が急落!? 利益を確定する動きが広がる自体に』について
・ビットコインの価格が一時360万円台まで急落した
・専門家は一度暴落してから大幅反発すると予想
■『急落したビットコインは、しばらく調整期間が続く!?』について
・マイナーがビットコインを大量に売却していることが急落の要因と指摘
・一部のトレーダーは短期的に大きな調整が入ると予想
ビットコインの急落は他の仮想通貨も巻き込む形になり、
全体的に下落している傾向になっているようです
今回の下落は、多くの方が想定していましたが、
今後どうなるかはわからない様子でした
Twitterなどで活躍している専門家の意見を参考にしながら
今後の動きに注目しておくと良いでしょう