ビットコインの週末相場は、再び安値を更新した後、下げ進む動きにはならなかったものの、
反発する動きは乏しく方向感の無い動きに終始しました。
今週もやや下落しつつ、中途半端な反発を繰り返す、
逃げるタイミングを失った『茹でガエル』のような相場になる可能性がありそうです。
ビットコインの9月13日の概況について解説します。
(この記事は9月13日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
9月10日午前7時からの動き
9月10日午前7時、510万円で推移していたビットコイン、午前10時に516万円に上昇したものの、
中途半端な反発に終わりその後は下落します。
午後10時に499万円の短期サポートをブレイクすると中期サポートを目指し、
11日午前6時には486万円まで下落、直近の安値を更新する展開です。
ただ、485万円の中期サポートで弾かれ、
その後は505万円→492万円→508万円→493万円のレンジを繰り返し、午前7時現在は498万円で推移しています。
今週は茹でガエル相場になるか?!
『茹でガエル』とは相場の格言で、カエルは熱湯の鍋に入れると熱くてすぐ飛び出すのに、
冷たい水に入れて煮立たせると逃げるタイミングがわからずそのまま茹であがる現象を言い、
相場においてじわじわ動く場合はいつの間にか損切りのタイミングを逸してしまう事を言います。
直近高値の580万円から15%ほど下がっているため、そろそろ底値と考える層が中途半端に買い上げていますが、
ここ数日間、本丸のNY時間で上昇の値を消しているため、クジラは底値入りはまだ下と見ていてそうです。
300万円から580万円の倍近くにここまで無調整で来ていたため、
450万円〜420万円程度まで下落する可能性はあり、逃げ出すタイミングを逸しないようにしましょう。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、短期サポートが切り上がって来ており490万円の位置にあります。
中期サポートは485万円の位置に残っており、ここを守り切れるかが今後の行方を左右しそうです。
レジスタンスは短期レジスタンスが週末ブレイクされず、508万円の位置で留まっています。
この水準を超えて来て、中期レジスタンスに迫れるかに注目です。
まとめ
週末、ビットコインの動きはやや下落の狭いレンジ相場に終始しました。
下落基調は続いているため、逃げ出すタイミングが測りにくい『茹でガエル相場』になっている可能性があります。
上昇は中途半端に終わり始めているため、ズルズルした下げには気をつけましょう。