ビットコインの週末の動きは、9月24日の週末にチャイナリスクが顕在化した事により大きく下げるも、
再び戻し急落前の水準に近づいています。
ここまでチャイナリスクはスルーされているものの、
休み明けの本日から本番になる可能性があり、引き続き注意が必要な局面です。
ビットコインの9月27日の概況について解説します。
(この記事は9月27日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
9月24日午前7時からの動き
9月24日午前7時、493万円で推移していたビットコイン、
午後4時に499万円と500万円間近まで攻めるも、中国で仮想通貨の取引に罰則がつくとの報道から急落、
午後8時には450万円まで下落します。
ところが元々中国は仮想通貨取引を禁止しており、影響は軽微となるとの思惑から、
9月25日午前6時には479万円まで上昇、9月26日午後4時に再び452万円まで下落するも急速に戻し、9月27日午前7時に486万円を付け、
483万円で推移する展開となっています。
大きく売られてから買い戻される、忙しい相場となりましたが、
急落前の水準に近い位置まで戻す展開となっています。
チャイナリスクはスルーは危険か?!
ここまでの動きではチャイナリスクをあまり見ておらず、スルーされるような動きとなっています。
既に市場はこのニュースを織り込んだかのように見えますが、
ネガティヴなニュースが出たのは金曜日の週末だったため、ヘッジファンドなどの売り手は板が回復する週明けまで動いておらず、
今の水準はまだニュースを折り込んでいない可能性があります。
本日の夜間には、元の水準を回復し強気となるシナリオと、
再び直近安値を試す2つのシナリオが起こりうるため、再度の暴落には注意しましょう。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、短期サポートが448万円と余裕のある位置に残っていますが、
動きはボラタイルなため急落でブレイクには注意です。
レジスタンスは短期レジスタンスがブレイクされており、中期レジスタンスは500万円の位置にあります。
現在の高値が更新されない場合、夕方から短期レジスタンスが再び発生するため、一つの基準とするといいでしょう。
まとめ
ビットコインの週末相場は、9月24日にネガティヴニュースから下落するも、
その後戻していく展開となっています。
ただ、週末のネガティヴニュースの動きは本日から本格化すると思われ、
まだ価格に織り込まれているとは言い難い状態です。
東京時間に上昇し、夜間にかけ尻すぼむ展開に注意しましょう。