ビットコインは下げ幅は小さいものの、上値を追う力が非常に弱く、283万円まで売られる軟調な展開となりました。
動きが乏しく、気怠い展開が続きますが、本日は月に2度ペースの大型イベントデー、
FOMCが明日午前3時ごろに発表予定です。
直近は緩々になっているため、波乱要因になりかねません。
ビットコインの7月27日の概況について解説します。
(この記事は7月27日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
ジリ安!7月26日午前7時からの動き
7月26日午前7時、300万円で推移していたビットコイン、ジリ安の展開から抜け出せません。
日本時間の立ち上がりからスルスル下がり始め、正午には285万円まで下落します。
その後は283万円から290万円を行き来し、27日午前7時現在は289万円で推移する展開です。
FOMC前に、株はそこまで調整されていませんが、仮想通貨だけ律儀に調整されています。
本日はFOMC!!実は既に利上げペースを鈍化を織り込んでいる?!
グラフ図はIR bank 参照・・https://irbank.net/usa
本日は2が月に一度ペースのFOMCが開催されます。
今の状況を確認しますと、8割程度が0.75%の利上げで、残りが1%です。
おそらく0.75%の利上げとなると思いますが、今回は利上げ幅ではなく、その後の声明が波乱要因になりかねません。
チャートは米国の金利イールドカーブで、青線が足元、赤線が半年前のものですが、足元では3ヶ月から30年間の金利が見事に3%付近になる、フラット化状態です。
今回、政策金利が引き上げられ(0.75%なら2.25〜2.5%、2018年と同じ水準)、米国のインフレの酷さと利上げペースを考えると、10年債の2.77%は低すぎの肌感覚ですが、実はここ2週間程度で『急速な利上げは絶対に今回まで』と織り込んでいます。
FRB議長の会見で、『物価指数が落ち着くまで今後も利上げを継続』という当たり前の発言が出ると、
緩んだ市場関係者は青ざめ、大波乱へと発展する可能性があります。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、短期サポート、中期サポート共に278万円あたりから再スタートしています。
レジスタンスは現在310万円ですが、午後から295万円あたりに短期レジスタンスが降りてきますので、この辺りをブレイク出来るかに注目です。
夜間からの動きに注意しましょう。
まとめ
ビットコインは軟調で、283万円を付ける展開になりました。
本日はFOMCで、直近はユルユルになっているため、アテが外れると波乱要因になりかねません。
28日午前3時発表、その後の会見に注意しましょう。