ビットコインの週明けの動きは、買いが集まらないものの、売り手は様子を見ており、
午前9時の水準を挟み行き来する展開となりました。
NY株価が下落してきており、週末26-28日にあるジャクソンホールでのFRB議長の発言を警戒し始め、ビットコインにも波及しそうです。
ビットコインの8月23日の概況を解説します。
(この記事は8月23日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
8月22日午前7時からの動き
8月22日午前7時、294万円で推移していたビットコイン、週明けの先物市場明けの混乱もなく、買い手が乏しい動きとなります。
午後5時に285万円へと再び下落するも、売り手は本日は週初めで様子を見ているようで、これ以上は下げず、午前1時に295万円へと上昇するものの、NY株式市場が下落していることから、再び値を消し、23日午前7時現在は292万円で推移しています。
買い手の勢いがなく、300万円台回復にすら失敗しており、横ばいですがどちらかというと、下落途中の階段の踊り場のような動きです。
週末のジャクソンホールは大警戒?!下げ足が強まる?!
前日の動きで、NY株価が600ドル以上の下落を見せています。
5月の水準に戻していたNY株価でしたが、週末26日から28日にかけて行われる予定の、
ジャクソンホールでのFRB議長発言に警戒が強まっているようです。
市場は既に『今後は利上げペースを弱め、量的緩和縮小もゆっくり』と信じ込んでおり、
株価は5月の水準に戻していますので、FRB議長発言で否定されると大きな波乱となるでしょう。
米国のインフレは酷く、事前予想では、既に市場の過度な期待を修正するような内容(利上げと縮小をインフレがなくなるまで続ける)になるのではと報道が出てきています。
ジャクソンホールは他にも高官が発言するため、この期間は何が出てくるかわかりません。
本日のサポート&レジスタンス
本日はサポート、レジスタンス共にあまり動きがありません。
短期サポートは少し切り上がって283万円の位置になっており、レジスタンスは短期レジスタンスが301万円の位置にあり、動きがない状態です。
このような動きの際は、どちらかをブレイクすると、その方向に行きやすくなります。
サポートを失った場合、ジャクソンホールまで日足連続陰線の可能性も頭に入れておきましょう。
まとめ
ビットコインの8月23日の動きは小動きだったものの、株価下落で不穏な動きとなっています。
26日から28日にかけて予定されている、ジャクソンホールに向け下げ足を強める可能性があり、注意が必要な相場になりそうです。