9月22日は、先週更新の記事の通りに、為替介入が発生しましたが、日銀決定会合は現状維持となりました。
政府の為替介入だけでは効果は薄く、日銀との足並みは揃わず、市場参加者は今後、
レームダックしたとみなし、日銀と政府を舐めて円売りを進めてくると思われ、
ビットコインにも影響しそうです。
9月23日の概況について解説します。
(この記事は9月23日午前5時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
日銀決定会合維持で切り返し!!9月22日午前7時からの動き
9月22日午前7時、266万円で推移していたビットコイン、261万円まで売り込まれたものの、
その後はしっかりの動きとなります。
日銀決定会合は現状維持だったことから、円安が進み、
会合後の黒田総裁の声明も為替に全く配慮しない酷い内容で、
146円へと円安が進み、ビットコインも午後4時に276万円へと回復します。
ところがこのタイミングで為替介入が行われ、ドル円は140円まで下落、
ビットコインも日付が変わる頃には267万円へと戻ります。
NY時間はドルベースでビットコイン買いが進み、9月23日午前4時には277万円をつけ、
午前5時現在は275万円で推移する展開です。
政府は為替介入も日銀と足並み揃わず?!来年4月までレームダック?!
先週更新の記事で、日銀決定会合に合わせ介入が発生すると予想し、
その通りになりましたが、日銀の政策変更は行われませんでした。
日銀黒田総裁の声明の内容も酷く、インフレを起こすことを目的とし、円安による景気悪化は自分の管轄外と言わんばかりの内容でした。
おそらく政府としては、これ以上の円安はエネルギー価格高騰と景気悪化を招くため、
政策の微修正をお願いしていだはずですが、今の政府は安倍政権の時のような、日銀をコントロールする力はなさそうです。
黒田総裁の任期は来年4月まであり、残りの日銀決定会合では円安が200円まで進もうと、政策変更は無いと思われ、
任期切れまで政府と日銀の足並みは揃わずレームダック(死に体)状態と市場参加者は受け取り、今後も円売りを進めていきそうです。
円安で円ベースのビットコイン価格にはプラスになるかもしれません。
9月15日更新 日銀決定会合に合わせ為替介入?!・・https://bitcoin-valley.com/news/btcmarket-374/
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、260万円の位置に短期サポートが再び発生しています。
夕方には262万円へと切り上がるので、ここを下回らない内は上昇モードになりそうです。
レジスタンスは281万円の位置に短期レジスタンスが降りてきており、ここを上回れるかに注目です。
まとめ
ビットコインは為替介入の影響で混乱しましたが、政府と日銀は足並み揃わず、レームダック状態に陥っており、今後は再び円安を進めそうです。
円ベースのビットコイン価格にもプラスになるかもしれなく、今後の動きを注視しましょう。