ビットコインの10月5日の動きは、290万円手前で横這いの動きに終始しました。
米国で重要指標が2つありましたが、結果は予想より少し悪かったものの、
金融引き締めペース鈍化へと期待が繋がっているようです。
ビットコインの10月6日の概況について解説します。
(この記事は10月6日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
うんざりする横這い?!10月5日午前7時からの動き
10月5日午前7時、292万円で推移していたビットコイン、日本時間は横ばいになります。
米国時間に入ると、ADP雇用統計やISM米製造業指数共に、予想の範囲内ですが少し売りに反応し、
午後11時には285万円へと下落します。
米国時間では、景気悪化による金融引き締めペース鈍化からNYダウが底堅く、
10月6日午前2時には294万円へと戻し、午前7時現在は290万円で推移、うんざりするような横這いの動きとなっています。
市場は米国景気悪化を絶賛期待中?!
前日の重要指標は、予想より少し下ぶれたものの、ほぼ市場予想の範囲内となりました。
市場予想の範囲内であったことにより、NY株は売りで反応したものの、
その後は引き締めを止める期待から底堅く推移し、ビットコインも崩れて行きません。
市場は米国の景気悪化を期待しており、金融引き締めのストップを折り込みつつあります。
米国の景気悪化を期待しているため、金曜日に行われる米国失業率が予想通りか予想より強いと、
売り材料となりそうです。
加えてFRB高官は『家計に痛みを伴う』と金融引き締めを推奨しているため、
FRB高官による市場期待の牽制発言にも注意が必要です。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、280万円の位置へと短期サポートが切り上がっています。
この水準を下回らないうちは、短期的には買いトレンドが続いていると言えそうです。
レジスタンスは、中期レジスタンスが297万円の位置で、ここを超えると300万円にトライできそうです。
10月5日午前5時の高値更新から24時間以上経過しており、最近の動きでは再び売り優勢になりそうな雰囲気です。
まとめ
ビットコインは横ばいが続く動きとなりました。
米国の金融引き締め警戒が依然として強く、景気悪化を期待するような動きとなっています。
金曜日の米国失業率や、FRB高官の発言には依然として注意が必要です。