ビットコインの10月12日の動きは、反発も乏しくジリジリと売られる展開となりました。
ドル円が145.9円と、為替介入時より高くなりそうですが、介入の兆候はなく、
どうやら既に弾丸不足で介入は来年4月まで無さそうな雰囲気です。
ビットコインの10月12日の概況について解説します。
(この記事は10月12日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
ジリ安?!10月11日午前7時からの動き
10月11日午前7時、280万円で推移していたビットコイン、売り手も少ないものの、買い手は死滅したかのような動きで横ばいとなります。
日中は横這いだったものの、NY株が下落したことを材料に、午後11時には275万円へと下落、その後はNY株が持ち直したものの、ビットコインは既にオワコン化しているようで、上げの動きが伸びません。
10月11日午前7時現在は、277万円で推移し、まるで休日のような閑散とした低ボラティリティになっています。
ドル円介入前更新間近?!実弾不足で介入は来年4月以降までお預け?!
ビットコインが閑散となっている裏で、ドル円が為替介入前の最高値を更新しようとしています。
再び介入を警戒する声もありそうですが、その兆候は見られません。
理由は
- 日銀と財務省は仲違いをしており、日銀総裁交代まで介入の意味がない
- 外貨準備は180兆円あるものの、直ぐに使えるドルは18兆円程度しかなく、前回3兆円介入し、既に実弾不足
- 外国人入国制限撤廃で、10月以降受給変化の期待が財務省にある
- 財務省は高金利通貨はインフレとセットのため、経済学的に元に戻ると勘違いしている
あたりが上げられそうで、総裁が代わる来年4月まで『動かないし動けない』と考えられます。
ドル高円安はビットコインの売り材料となるため、今後ドル回帰仮想通貨安の動きが再び復活するかもしれません。
9月28日更新:3兆円で為替介入無し?!・・・https://bitcoin-valley.com/news/btcmarket-381/
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、275万円の位置に短期サポート、中期サポートが残った状態です。
レジスタンスは286万円の位置に短期レジスタンスが控えており、ブレイク出来るかに注目です。
上への動きが限られ、典型的な失速相場のため、底抜けに注意しましょう。
まとめ
ビットコインは凪のように状態となっています。
ドル円が146円を試そうとしていますが、為替介入の気配がなく、来年4月まで介入はお預けのようです。
ドル高が進み、ビットコイン安に波及するかもしれないため、注意が必要です。