ビットコインは4月30日の相場で一気に上昇する動きとなりました。
月末は日柄が良かったため、過度な悲観が後退する動きが出たようです。
一方で月初から2日までの動きは短期サポートがブレイクされており、
本日の動き次第では中期サポートもブレイクされ、5月相場の行く末に暗雲が立ち込める形になります。
ビットコインの5月3日の概況について解説します。
(この記事は5月3日午前6時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
4月30日午前7時からの動き
4月30日午前7時に582万円で推移していたビットコインでしたが、
4月30日の記事で紹介した通り、月末は日柄の良さを反映し反発の動きになります。
午後10時には598万円の短期レジスタンスをブレイク、
日が変わり5月1日には614万円の中期レジスタンスもブレイクし、
早い上昇のペースで5月1日午前10時には640万円まで上昇していきました。
このまま一気に上昇を続けて欲しかったところですが、その後は上値を追えず、
5月2日には切り上がってきた618万円の短期サポートをブレイクする動きになります。
本格的な5月相場が始まるのは本日、5月3日からになりますが、
月の初めから短期サポートが一度途切れるのはあまりいい傾向ではありません。
5月相場の行く末は?
5月相場の動きを見る上で、本日の動きは重要です。
短期サポートがブレイクされた後は不安定になりやすく、今のペースが続くと、
中期サポートも切り上がり、ブレイクしやすい位置に来ます。
ビットコインのその月の動きは、先月末から月初日より、2日以降に見えてくることが多いため、
本日下げた場合は5月の前半から下げ基調に戻る可能性があります。
5月1日につけた高値はドルベースで58500ドル、最高値が65000ドルのため、
その丁度10%位下で止まっている点も操作的な動きが見えます。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは短期サポートが午後から613万円の位置に、
中期サポートは612万円の位置に切り上がる予定です。
レジスタンスは短期レジスタンスが636万円の位置にあり、今の動きが続くと午後には切り下がってきます。
中期レジスタンスは642万円のところにあるため、この水準まで上昇した場合は5月相場に期待感が出てきそうです。
まとめ
ビットコインは月末上昇するも、その後動きが鈍くなっています。
5月に上昇するためには、本日の動きが重要です。
午後から切り上がってくる中期サポートをブレイクするようだと、
再び下げ相場に戻る可能性があるため、午後からは前日からの安値を下回らないかに注目するといいでしょう。