ビットコインの週末相場は、5月7日に底値を打ち、5月8日は6万ドルに迫るも失敗、5月9日は下落で方向感に乏しい動きとなりました。
長期で上げすぎていた分の調整の動きの中、
5月に入りイーサリアムを中心としたオルトコインの動きが強いため、
弱気と強気がぶつかり合い方向感を出すのに苦慮している状況で、
6万ドル回復には更なるオルトコインの上昇が必要そうです。
ビットコインの5月10日の概況について解説します。
(この記事は5月10日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
5月7日午前7時からの動き
5月7日は短期サポートがブレイクされたばかりで、615万円から始まりましたが、
午後1時に再び603万円まで下落するも、安値を更新できなかった事から反発の動きになります。
夜間から上昇したことにより切り下がって来た短期レジスタンスをブレイクし、
5月8日午後には645万円まで上昇するも、ドルベースで6万ドル手前から動きが無くなります。
5月9日10時ごろまで高値更新を目指しましたが、6万ドルは回復出来ないと徐々に下落、
午後9時には614万円まで下落し、短期サポートをブレイク、その後はNY時間に反発の動きとなり、631万円に戻っています。
金曜日に底値を打ち、土曜日に反発し上値を追うも、日曜日に下落した形になりました。
6万ドル回復はオルトコイン次第
ビットコインは動きがありませんが、イーサリアムを中心としたオルトコインは上の月足チャートのように好調です。
通常、ビットコインがオルトコインを引きずる側にあるため、オルトコインの動きに気にかけてる必要はありませんが、
現在は長期下落の見通しの中、オルトコインの上昇にビットコインが助けられています。
6万ドル回復には今週もオルトコインの上昇することが必要となりそうです。
逆にオルトコインが下落した場合は、ビットコインに波及して来るでしょう。
6万ドル回復したとしても最高値更新は難しく、6.2万ドル程度までと考えています。
今日のサポート&レジスタンス
今日のサポートは短期レジスタンスが午後から昨日の安値を起点とする614万円のところに現れます。
中期サポートもこの水準に切り上がって来ており、昨日の安値をあっさり下回るようなら危険な兆候です。
レジスタンスは短期レジスタンスが夕方に降りてくるため、
夕方から上値に向かって戻す動きができるかに注目です。
まとめ
ビットコインの週末相場は、1日あたりの変動率はそこそこなものの、方向感に欠ける動きとなりました。
6万ドル回復には一層のオルトコインの上昇が必要そうです。
オルトコインが下落した場合、ビットコインも大きな下落を引き起こす可能性があるため注意が必要です。