ビットコインは再び下落足を強め、一時短期サポート、中期サポートをブレイク、元気がない展開になっています。
FOMC議事録で複数の委員から0.50%利上げを主張する声が聞こえ、
ここに来て既に織り込んだ『米利上げ打ち止めと利下げ』のシナリオが大きく変わり、ドル金利上昇によるドル回帰が始まろうとしています。
ビットコインの2月27日の概況について解説します。
(この記事は2月27日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
下落基調!!2月24日午前7時からの動き
2月24日午前7時、321万円で推移していたビットコイン、日銀時期総裁の所信聴取後に円売りとなります。
円売りはドル高、ドル回帰となりビットコインにはセオリー通りマイナスと働き、
26日午前5時には310万円まで下落、一度短期サポート、中期サポートを崩す形となります。
その後は持ち直し、27日午前5時に323万円へと戻しますが、先物で窓を開けた形が警戒され午前7時現在は318万円で推移する展開です。
休暇中も動きが出たのは望ましいものの、買い手が減る動きとなっています。
再びドル高に?!ドル回帰なら大失速か?!
先週の後半にかけ、今まであまり反応してこなかったドル高にビットコインは反応を始めています。
ドル円は136円後半まで売られ、円安基調を強め始めており、ドルインデックスも切り返し気味です。
原因は、FOMC議事録で複数の委員から0.50%利上げを主張する声が聞こえたことにより、
既に市場が織り込んだ、『利上げ停止と、2023年中の利下げ』シナリオが大きく崩れようとしていることです。
米CPIは伸び率が鈍化したものの、まだ6%もあるため、適正な3%以内に収まるまで利上げが続く可能性があります。
米利上げはドル回帰を招き、昨年と同じ下落に戻り、2023年の仮想通貨市場を元に戻すかもしれません。
日銀総裁聴取・・・https://bitcoin-valley.com/news/btcmarket-481/
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、309万円の位置に短期サポートが切り上がっています。
この水準を維持できるかで、動きは大きく変わりそうです。
レジスタンスは324万円の位置に短期レジスタンスが降りてきており、一度ブレイクが出来るかに注目です。
NY時間の動きが重要になるでしょう。
まとめ
ビットコインはドル高から、再び下落足を強めています。
ドルインデックスが大きく上昇しており、米利上げペースシナリオ変化から、再びビットコインに暗雲が漂う展開です。
NY時間からの309万円割れに注意しましょう。