ビットコインの26日の動きは、一時前日比で5%以上上昇していたところから値を消し、不穏な空気を漂わせています。
米株が下落しており、日足は上髭をつけ、一気に来月のFOMCに向けて警戒度が上がった動きです。
ビットコインの4月27日の概況について解説します。
(この記事は4月27日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
上昇も値を消す?!4月26日午前7時からの動き
4月26日午前7時、378万円で推移していたビットコイン、前日の短期反発の流れを引き継ぎ、上値を伸ばします。
385万円の短期レジスタンス、392万円の中期レジスタンスを超え、日付が変わる前には401万円へと上昇、更なる上値を目指すかと思われましたが、27日午前4時から下落、午前5時には363万円へと落ち、午前7時現在は378万円と結局元の位置に戻る展開となっています。
日付が変わる前は5%以上前日比で値を上げていましたが、見事にかき消した動きとなりました。
奇怪な動きのように感じますが、2022年の下落時に日本人が起きている時間に上昇し、NYで下がるのは下落時によくあるスタンダードな動きです。
FOMC警戒モード突入?!来週まで下落も?!
27日午前4時の急落に何か材料があったかは確認されていませんが、単純にFOMCへの警戒が強まった可能性があります。
今回のFOMCでは米インフレの鈍化から、0.25%利上げは行うものの、その後は横ばいを既に織り込んでいます。
ただ、米経済指標は強く、CPIも誘導目標の3%からは遠いことから、ここまでは油断しすぎな状況が続く環境です。
ビットコインは今年に入りETHのアップデートというだけでかなり買い上げられており、
材料がない今は大きな売りに反応しやすくなります。
米株が下落した事から、利食い売りの動きがどのタイミングで出てもおかしくありません。
日銀決定会合?!・・https://bitcoin-valley.com/news/btcmarket-519/
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、358万円の位置に変わらず残る状態です
この水準を下回りそうなため、油断はできない展開です。
レジスタンスは再度、短期レジスタンス、中期レジスタンスが400万円を超えたところに発生しており、環境は良くありません。
レジスタンスを一度ブレイクし、下げの第二波が発生したと考えた方が無難です。
まとめ
ビットコインは前日比5%上昇していたものの、値を消しています。
来週のFOMCに向け、一気に警戒モードが戻った形のようです。
来週くらいまで売りが続くかもしれません。