ビットコインの5月19日の動きは歴史的な大暴落を見せました。
日足ベースでbit mexでは30%以上下落するなど、ビットコインの歴史の中でもワースト3に入る下落幅です。
一方で、今回の下落により底打ち&あく抜けのサインも出てきました。
ビットコインの5月20日の概況について解説します。
(この記事は5月20日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
5月19日午前7時からの動き
5月19日午前7時、472.4万円で推移していたビットコイン、
逆張り日本勢も流石に弾切れになっており、日本時間からショート勢にやられ放題になります。
午後1時にはドルベースで4万ドルを割れ、少し持ち直しの動きを見せるも、
欧州、NY、日本全てが活動時間となる午後8時から大暴落、午後9時には351万円まで下落します。
その後は売られすぎから20日午前2時には442万円まで戻り、午前7時現在429万円で推移しています。
前日比から30%近く下落しており、2020年3月の46パーセントには及ばないものの、
2017年12月22日の水準に迫る、2017年からの集計で歴代3位の下落幅です。
底打ち&あく抜けのサイン
今回の動きでドルベースでは3万ドルを割れており、
《【5月18日概況】ビットコイン日本時間に下落も窓埋めに失敗!5月末3万ドルペースで下落中?!》
で書いた3万ドルを達成しています。
6.2万ドル位から『絶好の押し目買いチャンス&ガチホ&1000万円』と言っていた日本勢が起きている時間に売られ投げさせたことにより、
空売りを行うヘッジファンドなどの大規模ショートは目的を果たし、
かつ30%以上下げて下げ幅も大きく、一旦の底になる可能性があるでしょう。
ただし、短期的に4.4万ドルから5.5万ドルまで戻してもおかしくない範囲で、
再び最高値更新は早くても秋頃、普通なら翌年以降になるため、
依然として買って気絶するといった長期投資家には向かない相場です。
今日のサポート&レジスタンス
今日のサポートは、短期サポート、中期サポートが午後から前日の安値を起点に発生します。
今の動きでは短期サポートが21日深夜に大きく切り上がるので、
それまでの安値を下回ると危険な兆候です。
レジスタンスは短期レジスタンスが午後から447万円に降りてきます。
先ずはこの水準のクリアが目標です。
今の水準は直近安値から離れすぎていますので、ショートの買い戻しが一巡すると、
一度大きな下げ方をする可能性があるため動きに惑わされないようにしましょう。
まとめ
ビットコインは歴史的な大暴落になりましたが、短期的な底を打った条件が整って来ています。
足元ではまだまだ振り回される動きをすると思いますので、注意が必要です。